大阪市・松井市長が定例会見1月4日(全文2)政府の賃上げ要請はちょっと違うんじゃないか
選ぶ過程を市民に対してオープンにするのか
関西テレビ放送:関西テレビ、稲垣と申します。市長選の件については、要は予備選のようなものを今後、実現に向けて党内でも議論されていくっていう認識で大丈夫ですか。 松井:どうやって選ぶの、複数名が手を挙げたとき。僕が後継指名しないで。 関西テレビ放送:その方法としては、首長選でその候補者を電話調査するという、なかなか珍しいことかなと思うんで、これまでどおり党内での党員投票だったり、党内での議論を経て選ぶっていうのも1つの方法かもしれませんが、ある種、市民にさらした形で選んでいくというふうな検討に向かっていくわけですか。 松井:そういう形で、複数名の場合は絞り込んでいきたいとは思っています。党内だけでやると、やはり党内の力関係、党員の皆さんの確保数とか、動員確保数とか、そういうものにやっぱり偏る可能性がありますから。やっぱり一般の皆さんの意識というものをしっかり確認しながら決めればいいんじゃないかなと思っています。 関西テレビ放送:ちょっと話は変わるんですけど、例えば去年行われた自民党の総裁選でも、候補者4名が議論を戦わせて、メディアでも報じられたりっていうことがありましたけど、代表もそのことについては評価されていたと思うんですが、そういった選ばれる過程をオープンにすることで、市民も見えるし、より投票行動につながるという可能性もあるとは思うんですが、そういった期待も込めてということで。 松井:もうそれは期待しています。オープンで、維新に対しても批判的な人もたくさんいるわけですから、そうやって複数名がそれぞれの色、自分の考えというのをオープンで議論することによって、政治に対しての関心も上がってくるんではないかなと思います。
いつごろから考えていたのか
関西テレビ放送:この件については、どなたからのアイデアだったりとか。 松井:これは僕が考えて、だからまだ決まったわけではないけど、僕が考えていました。 関西テレビ放送:いつごろから考えてたんですか。 松井:もう去年から考えてたよ。もう後継指名しないというのは、最初から決めてました。 関西テレビ放送:その代表が考えに至るきっかけとか、そういうものがあったんですか。 松井:ん? 関西テレビ放送:そういうものを代表が考えつくというか、きっかけになったようなものはあるんですか。 松井:だからもうおととし11月に住民投票で議決廃案になって、もう僕はこれではっきり辞めると、政治家引退と。もうそのときから考えてました。後継指名はしないということを考えていました。 関西テレビ放送:当然、維新さんとしては今後ほかの首長選に候補者を出されたりっていうこともあると思うんですけど、このスタイルを貫くっていうことですか。 松井:それはそのとき、1人しかいなかったら、そもそもがそういう調査の対象にもならないし、だからそれは複数名のときはそういう形を考えていけばいいんじゃないかなと思います。ただ、それは例えば大阪の場合は大阪維新の代表である吉村さんと、選挙は横山幹事長が仕切るわけだから、そういう形で、1つの僕の考え方として、参考にはしてもらいたいと思います。 関西テレビ放送:分かりました。