日本含む6か国「北朝鮮完全非核化に向け、連携強化で一致」松野官房長官会見11月18日(全文)
今回の情報発信方法は適切だったのか
北海道新聞:北海道新聞の【セキグチ 00:07:07】と申します。北朝鮮のミサイル発射に戻ります。今回、政府はミサイルが上空を通過しないなどの理由でJアラートを発出しませんでしたが、特に排他的経済水域内に落下する場合の周辺住民への情報発信について、今回の発信方法は適切だったのか、また、改善すべき点はないか、政府の見解を伺います。 松野:本日の北朝鮮による弾道ミサイル発射については、海上保安庁がミサイルの落下予測時間や落下予測地点をあらかじめお知らせするとともに、周辺を航行する船舶に対し、落下物を認めた場合に近づくことのないよう注意喚起を行うなどしたところであります。加えて、防衛省においても関連する情報を発信したほか、私からも記者会見を通じて、その時点で把握している情報をお伝えしたところであり、現時点、問題があったとは考えていません。政府としては、国民の生命、財産を守るべく、引き続き情報収集や警戒監視等に全力を挙げ、わが国の平和と安全の確保に万全を期していきます。
衆議院「10増10減」を反映した改正公選法成立。受け止めを
共同通信:共同、スズキです。話題変わります。10増10減の法案について伺います。本日の参院本会議で衆議院小選挙区定数、10増10減を反映した改正公選法が可決、成立しました。1票の格差が2倍未満に縮小され、司法から違憲状態だと判断される状態から脱することになりますけれども、受け止めを伺います。 松野:いわゆる1票の格差を是正する公職選挙法の一部改正法案が本日、参議院本会議において可決されました。今回の区割り改定はアダムズ方式での定数配分による初めての区割り改定であり、選挙区間の人口格差の是正に寄与するものと考えています。今後、政府としては選挙人をはじめ、関係者に混乱が生じることがないよう、周知、啓発を図ってまいりたいと考えております。 共同通信:共同、スズキです。別件で伺います。寺田稔総務相の相次ぐ政治と金問題を巡り、野党から辞任を求める声が出ているほか、公明党の石井幹事長が、次から次へといろいろな問題が出ていると苦言を呈するなど、野党からも厳しい意見が出ています。来週から始まる補正予算案審議の中でも野党は追及を強める考えですが、政治資金を所管する総務大臣として職務を続けることが適切と考えるのか、ご所感を伺います。 松野:政治資金などに関して指摘されている事項については寺田大臣より説明を行ってきているところであり、引き続き政治家としての責任において適切に説明することが重要であると考えています。