大谷翔平は1時間の帰国会見で何を語ったか…「落ち込んだこともある」の告白から家庭を持つタイミング、新庄監督まで真摯に対応
――「一番の選手」という理想にどこまで近づいた? 「足りないところがたくさんある。ただ目標に向けて、確実にレベルは上がった。そこは自信を持っている。なにをもって一番とするかは、あいまいなところがあるが、そこがまた良かったりする。これからも(そこを)目指していきたい」 ――マドン監督が来季は外野で起用する構想も口にしている。 「(今季も)マウンドを降りた後、何試合か守ったりしていた。スタートから外野でいくというのは、監督だけではなくGMがトップで編成しているので、来年のチームバランスによってかな。(外野を)できるのであれば、ひとつ(チームの)選択肢が増える。ゲームの後半はとくに野手をきりたい(起用したい)というところで、他の選手をきりやすくなる。(外野を)できるにこしたことはない」 ――帰国後はどう過ごしていたか? 「(シーズン終了後)2週間は、ほとんど動かずアメリカで休んでいた。日本に帰ってからは(隔離期間でもあり)自宅でのトレーニング。昨日から外へ出てスローイングは今日から」 ――高額所得者。税金も? 「ロスは税率が高いので、自分の稼いでいる半分ちょっと上くらいは収めないといけないので、それは収めます。消費することはあまりない。今のところは貯まっていく一方かと(笑)」 ――家庭を持つタイミングは? 「タイミングですか? 特に考えていない(笑)。よきタイミングというか、そうなるようにしかならないものと思っている。まだ先?そうです。今のところはまだまだ先じゃないかなと思っている」 ――古巣の日ハムは新庄監督が誕生。ぜひエールを! 「栗山さんが辞めるので、そこの寂しさは少しあるが、単純におもしろいんじゃないですか。わくわくして見る人たちが(増えると思う)、野球を知らない人でも、そういう人が増えれば楽しい。古巣とか、古巣じゃないとか関係なく、単純に楽しんで見たいなと思っている」 ――恩師とも言える栗山監督が侍ジャパンの次期監督になるとの報道もある。2023年にはWBCが開催される予定。招集されたらどうする? 「それは招集されてからと正直思う。まだ先の話。コンディションも含めて、自分がそういう立場にいないといけない。日本のプロ野球のレベルも高い。そこのレベルを維持して、招集されるという状況になってみないと、なかなか考えることできない」 ――2023年には北海道に新球場ができる。いつか日本でもう一度プレーしたいか? 「今は全然考えていない。メジャーでやり遂げることしか考えていない。この先どうなるかわからないが、今は考えていない」 ――同級生で親交のある広島の鈴木誠也が今オフにメジャー挑戦するかもしれない。活躍できるか? 「ポスティングするかどうかまずわからない。本人が行きたいか行きたくないかもわからないので、実際、行ったときの数字は予想できない。自分自身でさえ予想できない。毎年(周囲の)レベルが上がっていて、同じことをやっていても同じ成績は残らない。常に上を目指す。どこでやってもそういう気持ち。同級生は応援している」 ――もし鈴木とメジャーで対戦したら? 「そんなに多く対戦しているわけではないのでわからない。おそらく今のプロ野球のなかでは頭抜けているバッター。対戦する機会があれば楽しみ」