大谷翔平のMVP最終候補選出に全米メディアは“当確”打つ…「この賞を取れなければショックだろう」
メジャーリーグは8日(日本時間9日)、両リーグのMVPの最終候補3人を発表、アメリカン・リーグではエンゼルスの大谷翔平(27)が選出された。ライバルは48本で本塁打タイトルを獲得したウラジミール・ゲレーロJr.一塁手(22、ブルージェイズ)と二塁手として歴代最多となる45本塁打のマーカス・セミエン二塁手(31、ブルージェイズ)の2人。MVPは日本時間の19日に発表されるが、全米メディアが取り上げたのは、“二刀流スター”大谷の選出で、すでに“当確”が打たれている。
ア・リーグのシルバースラッガー賞の最終候補にも
エンゼルスの地元、オレンジカウンティレジスター紙は、「月曜日のア・リーグのMVP最終候補発表を前に広がっていた唯一の疑問は、大谷とゲレーロJr.に続く3人目に誰が加わるかということだった。大谷とゲレーロの予想される2人に並びセミエンが賞の3人目の候補者に入った。大谷はMVP受賞最有力として堅く、ゲレーロは2位となる可能性が高い」と、独特の表現で大谷のMVP獲得に太鼓判を押した。 同紙は、「大谷がこの賞を勝ち取れなければショックだろう」と指摘。 「彼はすでに選手間投票による年間最優秀選手とア・リーグのアウトスタンディングプレーヤー賞を受賞した。(スポーツ雑誌の)Sporting Newsも大谷を年間最優秀選手として選んだ。大谷はリーグで最高の打者と投手の1人となる一生に1度のシーズンを過ごした」と称賛した。 同じく地元のロサンゼルスタイムズ紙も「大谷はすでにこのオフシーズンで複数のトロフィーを積み上げてきている。月曜日、大谷が最大の表彰の候補者となることが正式に発表された。歴史的な2021年のシーズン後に長く期待されていた話題の進展として、エンゼルスの二刀流スターがア・リーグの最優秀選手賞で最終候補3人の1人になった」と伝えた。 同紙も、ここまですでに大谷が数々の表彰を受けていることを紹介した。 「この1カ月、彼はすでに(選手間投票の)MLB Players Choice Outstanding Player、ベースボール・アメリカ誌の年間最優秀選手、そして16人目となるコミッショナー特別表彰に選ばれワールドシリーズ第1戦の前に行われた特別セレモニーでトロフィーを受け取るなど、すでに栄誉を手にしてきた。彼はまたア・リーグの指名打者でシルバースラッガー賞の最終候補にも入っている」