大阪市・松井市長が定例会見1月27日(全文1)2月2日に大阪中之島美術館が開館
大阪を真正面から取り上げる展覧会
次に中之島美術館です。大阪市では昭和54年に近代美術館の建設を計画し、これまでさまざまな議論や検討を行ってきましたが、いよいよ来週2月2日に大阪中之島美術館が大阪全体の都市魅力の発展、進化、発信のための新たな拠点として開館をいたします。開館後は市民の皆さんが参加できるワークショップや、学校団体による美術館見学など、さまざまなプログラムが実施される予定です。建物も1階から5階、東西南北にかけて連続するオープンな空間となっており、見どころの1つとなっていますので、従来の美術館利用者だけではなく、さまざまな人に来館してもらいたいと考えます。 今回、開館を記念した展覧会の1つである「みんなのまち 大阪の肖像」がシンボルであり、展覧会のテーマを視覚的にお知らせするメインビジュアルが完成いたしました。大阪・関西万博のシンボルマークのデザイナーのシマダタモツさんに、皆さんと大阪を共に分かち合うことをイメージし、大阪府域の形を、美術館のシンボルカラーの黒を基調に、シンプルに力強く表現をしていただきました。 この展覧会は大阪中之島美術館が大阪の地で誕生することを記念する、大阪を真正面から取り上げる展覧会です。第1期は戦前編、第2期は戦後編としながら、過去の紹介にとどまらず、未来へつながりを予感させる構成となっており、大阪の発展を美術作品を通じて満喫いただける内容となっております。さまざまな素晴らしい作品を通じて、皆さんから末永く親しんでいただける場所となり、新しい拠点としてのポテンシャルを発揮し、大阪の魅力がよりいっそう多くの方に浸透していくことを期待いたしています。僕からは以上です。 司会:それでは質問をお受けします。必ずマイクを通しまして社名と氏名をお名乗りの上、ご質問をお願いします。質問は市政関連のみでお願いします。では幹事社のNHKさん、お願いします。
接種体制や十分なワクチンの量は確保できるのか
NHK:幹事社のNHKの西澤です。幹事社から3点質問をお願いします。1点目はワクチンの前倒し接種についてです。3回目の接種の前倒しに当たって、接種体制や十分なワクチンの量は確保できるのでしょうか。 松井:まずワクチン、3回目のワクチンの接種前倒しに対してですけども、この3回目接種に当たり、集団接種会場として、ファイザーで2カ所、モデルナで5カ所開設します。個別接種については約1700の医療機関にご協力をいただきます。これにより前倒し接種に必要な体制は確保できると考えています。ワクチンの量については、国より3月ごろまでに、府への供給量が示されており、その後においても計画上はファイザーとモデルナ、併せて必要な量を確保できると見込んでいます。今後も必要な量を確保できるように府と連携して調整をしてまいります。 NHK:2点目ですけれども、燃料電池車の寄付に関することで、脱炭素社会に向けた燃料電池車等の普及促進に向けた市の取り組みを教えてください。 松井:大阪市では令和3年3月に策定をいたしました「大阪市次世代自動車普及促進に関する取組方針」に沿って、燃料電池車をはじめとする次世代自動車に係る情報発信などに取り組んでいます。燃料電池車では、自動車メーカーや水素製造事業者などと連携をしまして、市民の方に身近に感じていただけるように商業施設への体験試乗会やワークショップを開催しています。また、事業者の方々へも燃料電池自動車を導入してもらうために技術展での啓発ブース出展など、普及啓発に取り組んでおります。 NHK:3点目ですけれども、大阪中之島美術館の開館に当たってですけれども、構想から40年がたった中で、来月2日にオープンする予定ですけれども、あらためて新美術館に期待するところを教えてください。 松井:この中之島美術館は、民間事業者の能力、ノウハウを生かすために、全国の美術館として初めてコンセッション方式による運営を行います。大阪の中核であり水都のシンボルであるこの中之島という立地条件の中で、大阪の力の源である民間の活力を最大限発揮していただいて、芸術文化ゾーンの中心として、さまざまな主体と連携、協働し、中之島の魅力をいっそう引き出してもらいたいと思っています。世界的にも有数な魅力あるエリアというものにしていただきたいと思います。 NHK:幹事社からは以上です。 司会:次の質問をお受けします。朝日新聞さん。