「大阪モデル」赤信号決定 通天閣など悔しい赤色点灯協力
大阪府の全体病床使用率が50%を超え大阪モデルが赤信号
「大阪モデル」赤信号決定 通天閣など悔しい赤色点灯協力
大阪府は24日午後、新型コロナウイルスの全体病床使用率が50.2%(午後1時現在)となり、感染状況を示す府独自の基準「大阪モデル」の非常事態(赤色信号)の目安である50%を超えたことから、赤信号点灯が決定したと発表した。 【写真特集】大阪モデル赤信号を周知するため、真っ赤に輝く通天閣と太陽の塔
通天閣や太陽の塔で赤信号を知らせるライトアップで周知に協力
これを受け、国の有形文化財で大阪の人気観光スポットでもある「通天閣」は、この大阪モデルを広く府民に周知するため、赤色ライトアップで協力した。 通天閣を運営する通天閣観光は、大阪府からの要請を受け同日午後5時45分、同6時からのいずれも5分間、同6時半から同9時まで赤色のライトアップを実施。太陽の塔も同日午後5時すぎには、すでに赤く照らされていた。
通天閣社長「オミクロン株の脅威を感じている」
今回の点灯に通天閣観光の高井隆光社長は「年末年始は久しぶりに人の動きがあり通天閣周辺地域が賑わいを取り戻したのも束の間、今月8日に警戒を示す黄信号を点灯してあれよ、あれよと言う間に非常事態を示す赤信号を点灯せざるをえない状況になってしまいあらためてオミクロン株の脅威を感じております」と肩を落とす。
「『明けない夜はない』の言葉を信じてます」
しかし「また、通天閣を赤信号点灯する事で通天閣だけではなく通天閣周辺地域も経済的な影響が多大にあるとは思いますが少しでもオミクロン株感染拡大防止に繋がればと願うばかりです。府民のみなさまとともに、通天閣の中間展望台に掲示している『明けない夜はない』の言葉を信じてます」と話していた。
恒例の通天閣豆まきは非接触で福豆配りのみに
通天閣では、毎年2月1日に行われている「通天閣節分福豆まき」は、ゲストなどは呼ばず、同日午前10時から福豆配りのみ実施するとしている。高井社長は「特製の福豆袋に入った落花生約1000袋を、非接触で淡々と配ります」と話していた。 通天閣の赤色ライトアップは今月30日までで、時間は日没から午後9時まで。