J開幕戦で川崎Fが快勝も2ゴールの“寡黙な仕事人”家長が反省を口にした理由とは?
ゴールを決めた直後こそ家長や周囲は喜びあったが、8年間も続いていたホーム開幕戦でのドロー発進を食い止めた試合後には、破顔一笑とはならなかった。鬼木達監督が求める1試合3ゴール以上を実践できず、後半にはシステムを変えてきたマリノスに押し込まれる時間帯もあったからだ。 「課題もあるなかで、結果としてゼロに抑えられたことは、次へ向かっていいモチベーションになる」 チーム全員が抱いていた思いを家長が代弁した。昨日までの自分たちを超えるために今日が、そしてマリノスに勝った今宵を超えるために明日が訪れる。決して現状に満足せず、貪欲なまでに高みを追い求める王者の中心に、川崎の色に染まりながら周囲へ大きな影響も与える家長がいる。 (文責・藤江直人/スポーツライター)