死者少ない要因は 専門家会議が会見(全文6)最悪も想定するのがリスク管理
多くの方が実名で問題ないと番組で発言しているが
TBSラジオ:TBSラジオの【カワタ 01:59:19】と申します。議事録に関連してなんですけれども、最初の段階から議事録を作るかどうかの確認が厚労省側からあったのかというのが1つと、先生方、いらっしゃる方だけでも構いませんので、個人としてどのようにお考えかということを伺いたいんですが。岡部先生は多くの方が実名で問題ないというような発言を弊社の番組でされておりまして、そういった点がどうなのかということを伺わせていただければと思います。 脇田:最初にどうなったかというところはちょっと、厚労省のほうで分からないですか。はい。ということですね。私個人の考えですか。それを言いますか。私個人としてはどちらでもいいということです。というのは先ほどから言っていますように、われわれの議論、それから考え、そして政府に対する提言というのはこの書面を作っていますし、それからこの記者会見という場でも十分にお話をしているというふうに思いますので、議事録に関しては本当にどちらでも私は構わないという立場です。 尾身:まったく、今ご質問があるからね。これは基本的には政府が決めることですけど、あえて、だけど私の理解は、これで反対するって直接言った人はあまりいないね。もちろん出して、今、脇田先生も言ったように、私は個人的には問題ないと思います。ここで申し上げたいのは、それは議事録ですね。私どもは実は、これは私ども専門家としてどういうふうな考えでやってきたということは何度も申し上げてるんですけど、これ、こんなに大事なことなのにしっかりと議論して議事録に書かれてる、議事のあれはたった、今日何時間やったっけ。 男性:1時間半。
名前を出しても私自身は全然問題ない
尾身:1時間半。実はこれなんかを作る、このペーパーもかなりの分量ですよね。これを説明したり、それからこのことが、われわれがどう考えているか、【今何を 02:01:40】ということは極めて重要ですよね。だからわれわれは、はっきり言ってあまり議事録どうかというのは、これは国のあれだと思ってるから、あんまり今日これだけ質問を受けるということもちょっと、われわれの一番のあれは、これが声明だと思っていますから、これに向けてかなり議論を、当然われわれはそれが役割だから、このことをちゃんと説明するのがわれわれの仕事だということで、議事録については政府が決めて、名前を出すということになれば私自身は全然問題ないし、そういうことで。 われわれ自身がどうこうという話じゃないですよね。われわれ、政府の中の組織ですから。われわれの仕事はそっちよりもこの、これでどういう提言を政府にして、やるということが一丁目一番地。だけどあえて聞かれるから。 TBSラジオ:すいません、関連して脇田先生、逆にこういうことをたくさん聞かれるような状態というのは不正常な感じもするんですけれども、それに対して、政府に対して公開すべしと、われわれは問題ないというようなことを先ほどもおっしゃっていたので、そういうことを伝えるようなことは考えておられますでしょうか。 脇田:先ほど尾身先生も今言われたように、われわれが政府に伝えることは、議事録を公開するかしないかというよりも、やはり感染症対策として何が必要なのかということをわれわれはお伝えするわけですよね。現状を分析して、その結果現状はこういうことですから、対策はこういうことですよということをお伝えするのであって、議事録を公開してくださいとか、しないようにしてくださいとか、そういうことを伝える立場ではないというふうに考えています。 TBSラジオ:分かりました。ありがとうございます。