死者少ない要因は 専門家会議が会見(全文4)北九州市はクラスター班が調査中
新型コロナウイルス対策を検討する政府の専門家会議は29日夜、記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「「日本はなぜ死亡者数が少ないか」専門家会議が挙げたいくつかの要因(2020年5月29日)」の中継開始時間に対応しております。 【動画】「日本はなぜ死亡者数が少ないか」専門家会議が挙げたいくつかの要因 ◇ ◇
北九州市は感染拡大注意に入ったのか
西日本新聞:関連してなんですが、今ちょっと入ってきたんですけど、本日は北九州市、26人の陽性が確認されたということで、専門家会議として先日、3つの区分をされたじゃないですか、都道府県を3つに分けるということで。そのうちの特定警戒、感染拡大注意、そして感染観察、北九州はこの2段落目の感染拡大注意の部類にもう入ってきたようなものなのか、どのように捉えていらっしゃるんでしょうか。 脇田:ありがとうございます。先ほど尾身先生のほうからもありましたけども、現在、クラスター班として感染研のほうからも現地に複数名が入って調査を今してる段階ですから、北九州市の現状をよく解析する必要があると考えています。直ちに区域分類をどうこうするというよりも、まず現状をしっかりと分析をして、必要な対策を自治体にも提案するということが重要だというふうに思います。もちろんその分類に関しても提案をしていくということは必要だと考えています。 じゃあ後ろの方、2人ですね。
文化的・社会的な要因はどう考えるのか
時事通信:時事通信社の【井上 01:11:51】と申します。提言の13ページ目に、東アジアの死亡者数が少ないところで、生物学・免疫学的な要因を指摘する声と書いてあるんですけれども、文化的・社会的な要因についてはどうお考えになっていらっしゃいますか。 尾身:今のご質問は、これは生物学的なことを、このアジアのところに書いてありますね。これは、私ども専門家は、専門家としていろんな情報を、われわれの考えも含めていろんなことをしっかりと説明するのがわれわれの役割だと思っているので。実は今われわれが、なぜ台湾なんかは良くてっていうのは今、説明しましたね、ここでね。人のボリュームが違う、あとは入国なんかが比較的早かったということ。 だけどもアジアが低い。今日はヨーロッパとの比較が主ですけど、一応われわれはトータルのピクチャーを示すのがわれわれの責任だと思っていますから、アジアについてはこういうこと。スペースが今日はヨーロッパのほうのあれしてますけども、そのときに、一部の人ではいわゆる人種だとか、アジア人は少し欧米の人とは違う、遺伝的とかそういうので違うんじゃないかという意見で説明しようという人もいる。だけどもそれについては今のところわれわれはそういうことは分かっていませんよということを、そういうことを伝えたかったという意味で、それ以上のものでも以下でも。 文化的なことは、実はその次の丸のところで、3つ目で市民の衛生の高さや習慣というようなことがありますね。文化が【考えて 01:14:00】いるとかそういう意見もあるけど、われわれはまだよくそこまで分からないので、あえてここでは何も書かなかったということです。よろしいでしょうか。