県の対策会議後、埼玉・大野知事が会見(全文2)専門家の意見踏まえ3カ月分を目標に
自宅療養が家庭内感染につながっているのか
朝日新聞:朝日新聞の長谷川です。入院の勧告のところなんですけれども、こうしたことを行う背景には、家庭内の感染が増えていると思うんですけど、それが関係しているんでしょうか。要は自宅での療養が家庭内感染につながっているというふうに考えていらっしゃるんでしょうか。 大野:家庭内の感染は、正直に申し上げて、これを防ぐのはとても難しいと思っています。というのは、やはり職場や飲食店と比べても、やはり一般論として密接にならざるを得ないので、なかなか難しいというふうに考えています。しかしながらその一方で、すでにこれは基準でもお示ししたとおり、単身というんでしょうか、お1人で完全に孤立している場合には、そこにおられてもそこからうつしませんから、ご指摘のとおり、家庭内での感染が増えてきたことも1つの、背景の1つでありますけれども、ただ、われわれとしては自宅で療養をせざるを得ない場合も当然あるので、そこは配慮しますけれども、家庭内の感染も含めて危機感を持っているので、こういった措置を、措置というか決定をさせていただいたところであります。
濃厚接触者の特定は進んでいるのか
朝日新聞:もう1点なんですけど、ちょっと違う話なんですが、県の東部で外国人のコミュニティーの間で感染が広がっている状況があると思うんですけれども、これまでクラスターの規模などを公表するということを知事もおっしゃってきたとは思うんですが、現段階でどれぐらい感染が広がりそうなのかということと、それから濃厚接触者の特定はきちんと進んでいるのかどうか、現状、分かっていることを教えてください。 大野:これはすいません、後ほどもしあれでしたら正確なところを聞いていただきたいと思いますけれども、まず、クラスターが発生をしたところが複数あります。外国人のコミュニティーなのでどうしても外国人同士で広がっていってしまっているので、これまでのように、例えばなんとか病院の中だけとか、そういった状況では今ないので、ほとんど把握をしてきていると思っていますし、濃厚接触者等について、これは正確にはちょっと聞いてほしいですけども、数百の規模でもうすでにPCR検査等が完了していますが、徐々に、先ほど申し上げた、ここの中だけみたいな形ではないので、そこはパーティーとかで不特定多数が集まったようなところでもうつっているので、それについては一定程度、われわれは把握したと思ってはいるものの、今日もまた出たはずですけれども、若干そこから漏れたものが、方々が出てきていることは事実であります。従って濃厚接触者のみならず、より広げた、拡大PCRの対象を埼玉県は定めていますけれども、あれに従って濃厚接触者じゃない人も含めて、すでにそこは広げています。 そしてもう1つ申し上げれば、これは言っていいのかな。これは実は外務省の方にもお願いをして、特定の国籍の外国人コミュニティーがありますので、そこの在京大使館を経由して、その国々の方々に対するワーニング、警告はすでに出していただいており、そういった方々からも何かあった場合には埼玉だけにとどまらないかもしれませんので、警告を出していただいております。 読売新聞:すいません、ありがとうございます。 大野:はい、どうぞ。