コロナ分科会後、尾身会長が会見(全文2)五輪への提言は20日より前に
政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長(地域医療機能推進機構理事長)は16日午後、記者会見を開いた。 【動画】尾身会長が会見 「宣言」解除後の大規模イベントの入場制限は?(2021年6月16日) ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「尾身会長が会見 「宣言」解除後の大規模イベントの入場制限は?(2021年6月16日)」に対応しております。 ◇ ◇
イベント開催制限、専門家側の意見、注文は
時事通信:時事通信の纐纈です。今日の分科会についてお伺いしたいんですけれども、イベント開催制限について新たな考え方として経過措置が今日、了承されましたけれども、専門家の方から政府提案に対してどういったご意見、あるいは注文といったものがあったのか、中の議論についてお伺いしたいのと。今回の制限と、7月開催のオリンピック、国内で開かれる東京オリンピックの観客等の、この関係について、尾身先生、どのようにご理解されていらっしゃるのかという点をお願いします。 尾身:はい。イベントについてどんな意見が出たかと。委員の。これは大きく分けて2つの意見がございました。1つはもうこれ全然問題ありませんよという方が何人かおられて。もう1つは、この趣旨はよく分かる、内容というよりもこのメッセージ性、これについて、内容についての反対はなかったです、むしろこれについて、今1万という言葉が出ることのメッセージ性についてはしっかりとうまく説明しないと、何かガードを下げて緩やかにしてるんじゃないかということで。
重点措置を解除した地域だけの話
で、実はもう皆さんご承知のように、今回の政府の提案というのはまん延防止等重点措置が解除した地域に限って。で、現行のままだと解除すると記載がないので、今のルールでは、いいですいか、ここはポイントで、重点措置を解除した地域だけの話なんですね。その他のことは全部、今までと一緒。ということで、この重点措置が解除される地域においては、現行ではもう、これが途中がなくてすぐに解除、緩やかにするということで、1つ、中間の段階を置こうということに、この話なんですよね。 ところがその説明をしないでイベントの制限、人数制限ということになると、いろんなイメージというか、え? この大事な時期に制限を緩和するのかということになるんで、それはそうじゃないんで。だからそういう意味ではしっかりと、今、私が申し上げたような、これはもう冒頭にちゃんと重点措置を解除した地域というものが、幾つかこれから出る可能性がありますね、これについてという話で、それについては今は急に全部解除する、途中段階がないんですよね、ということを。むしろだからそういう意味では厳しくなるということなんだけど。これがなかなかリスクコミュニケーションというか、これの難しさで、そのことを伝えてくださいということと。 もう1点。2番目のご質問の、これはオリンピックとの関係で、これについてもそういう。ちょっとそこについてコメントが委員の中から出たので、で、これは、その意見は、これはオリンピックとは関係ないですねという、オリンピックのイベントのことは関係ないですねという。だからこの2点を政府に対しては確認して、1点は今、重点の話、2点はこれはオリンピックとの関連の話じゃないということを、これはしっかり政府に対してはそういうことで今回、了承しますということになりました。よろしいですかね。 時事通信:関係ないですねということに対して政府からはどういう回答が。 尾身:政府はそれで特に異論というか、そういうことで政府からそれに対して、分かったとか反対とかっていうことはなくて、これは私が座長としてまとめたのは、そういうことですね、皆さんよろしいですかっていうことで、みんなそこで了承したということです、この案はね。ということだと思います。 司会:そのほかご質問ありますでしょうか。それでは一番前のニコニコ動画さん、お願いします。