コロナ分科会後、尾身会長が会見(全文2)五輪への提言は20日より前に
五輪に対する提言はいつするのか
日本経済新聞:日経新聞の【チバ 00:30:54】と申します。3点お願いいたします。1点目、以前からおっしゃっている五輪に対する提言というのはいつされるのか、これが1点目です。2点目、まん延防止等重点地域に対する上限5000人、もしくは定員の50%未満、少ないほうのいずれか、こちらの条件は変わんないんでしょうか。最後3点目ですけども、報道等で東京が20日以降、緊急事態宣言からまん延防止等重点措置に変わるという話も出ています。その場合、宣言解除後1カ月程度、経過措置で1万人を上限とするという、その場合にはこちらが適用されるんでしょうか。以上、よろしくお願いします。 尾身:3つですかね。五輪の提言をいつするかという話は、これはもう私、前から申し上げているように国のほうは、国というか組織委員会って言ったほうがいいんですかね、5月の20日と言っていますよね。20日あるいは20日以降と言っているんで、それより前にやるということで、それはそういうことでやります。あとは、まん延防止の話はもう先ほど言ったとおり、今回の提言はまったく変わっていない。さっきのところだけが変わるんで、ほかはまったく変わっていないですね。 それから東京うんぬんの話は、これはいつか分かりませんけど常識で考えるとそんなに、近日中になると思いますけど、これは基本的対処方針の、そっちの分科会はやって、この緊急事態宣言の解除、あるいはしないのか、継続するのかということがあるので、それはいつか、この近日中にやるところで決まると思います。 司会:ありがとうございます。そのほかご質問ありますでしょうか。前から3番目の共同通信さん、お願いします。
今日の提言で議論になった点は
共同通信:共同通信の【カシムラ 00:33:13】と申します。2点伺います。まず1点。今出たイベント制限のお話で、今回、この数字はオリンピックとは関係がない切り離されたものだということで了承されたということですが、やはり1万という数字が1つ目安のように独り歩きする可能性もあるかと思います。この数字を仮にオリンピックの観客にも当てはめるという話になった場合、尾身先生はそれについてどのようにお考えでしょうか。それからもう1点。これも今ほど出ました提言についてですが、現在、専門家の先生方同士で調整されているかと思うんですけれども、その調整の中でどういった点が議論になって、どういったところを主に話し合っておられるのか。この2点をお聞かせください。 尾身:1点目は、1万人のことをどう思うか、あるいはオリンピックの関係どう思うかということですよね。それについては、2番目の質問とも関係しますけど、これはもう私は国会という日本の最高意思決定機関で発言したことですから、つまり5月20日、国あるいは組織委員会が決めるまでにわれわれの意見を発表しますということで、その中でこうした問題も議論するかどうかですけど、そこはだから今、最後の詰めにきてまして、そこで調整というか、これ皆さんだって想像に難くないけど、もうそんなに日にちはないわけですよね。そういう中では、専門家の間では、大きな流れというか、大きな方向では、意見が分かれて調整というようなことはなくて、大きな方向性ですよね。それはだいたいはまとまっていて、あとは皆さんに、皆さんというか、これ正式にお示しするんで、軸の問題だとかそういう調整は今、しているという段階ですかね。 司会:ありがとうございます。そのほか、ご質問ありますでしょうか。後ろの、一番後ろのほうで手をあげている。前からお願いします。