「はやぶさ2」カプセル回収 JAXA会見(全文2)エンジニアリング冥利に尽きる
きれいな写真が撮れて非常にうれしい
中澤:次のページからの、クーバーペディからの火球のページになります。さっき、メーガン長官もおっしゃられましたけれども、1日違っていると、明け方はすごい強風で、日中は雨ということで、命拾いをしたなと思っております。軌道は調整できないので、本当に運次第だったと思っていますけど、このようなきれいな写真が撮れたというのは非常にうれしい限りです。私は本部にいたので全然火球を見れなかったので、うらやましい。次のページ、お願いします。 こちらもクーバーペディ、ちょうど真上を通るような軌道になっておりまして、写真の中でも真ん中通っていますけれども、現地にいた方はたぶん感じられたと思うんですけれども、地平線近くからすーっと上ってきて、真上を通って通り過ぎていくというところが見えたんではないかと思いますが、私は想像でしゃべっております。 あと次のページ、10ページをお願いできますか。こちら動画になっていると思います。今、火球の様子、動画になっていると思います。いわゆる、火球はたぶん皆さんのほうが詳しいと思いますので、説明は短めにいたします。 津田:ああ、なんでだろう。ちょっとごめんなさい、動いてますか。動いてますね。 中澤:良ければ、じゃあ次のページお願いいたします。 津田:今、火球再生されてますんで、終わったら次のページへいきます。
ブッシュの横にカプセルが着地
中澤:もし、動画が終わっていましたら次のページお願いいたします。ここからはカプセルの回収の写真になります。カプセルを探すのにちょっと手間取りましたが、無事見つけることができました。ちょうどブッシュが幾つか生えているような場所でして、初号機とはちょっと違っていまして、ブッシュがいるところでしたけれども、幸いブッシュの横にカプセルが着地をしまして、パラシュートも絡まって止まっているような感じ。だから、風、この日あまり風なかったんですけれども、風が強くてもここにとどまっていたかなという感じで、着地をしているようでした。次のページお願いします。 こちら、回収している様子になります。最初に火工品といいまして、火薬を使ってパラシュートを開いたり、ヒートシールドを分離したりという仕組みになっていますので、それが、燃え残りがないかどうかといったことをプロテクターを着けた安全確認担当者が確認をしています。その様子です。次のページをお願いいたします。 こちらはそれが終わったあとに、ほかのメンバー、それまでは約20メートル離れると決めて、ルールを作っていましたけれども、安全が確認されたときには、いろんなメンバーが近くに来て、現物を確認したりということをしながら、安全が確認されたのちには、いろんなメンバーが近くに行って現物を確認したりということをしながら、輸送に向けた作業を次々やっているという状況になります。次のページお願いします。次のページお願いします。 これは、輸送準備ができたところで輸送する箱に入れるために、運んでいるところになります。次のページお願いします。こちらは箱に入れた状況になります。これ、万が一、火工品が動作していなくても大丈夫なように、頑強に設計された箱になっておりまして、その出番は幸いなかったわけですけれども、そういった輸送箱を用意しておりましたので、そちらに入れて、このあと本部の建屋に運んでいくという流れになります。次のページお願いします。 津田:こちらからはまた探査機パート、宇宙パートに戻りたいと思います。回収隊がこういう回収をやっている間に、探査機のほうは近地点を通過すると。 中澤:ここからは相模原のほうでお願いいたします。 【書き起こし】「はやぶさ2」カプセル回収 JAXA会見 全文3に続く