大阪府・吉村知事が定例会見4月14日(全文1)新規陽性者の約10%が学生
スマホ検査センターの強化
次、2点目の項目です。高齢者施設のスマホ検査センターの強化についてです。福祉施設において感染拡大を抑えていく、最小化を図っていくという意味でスマホ検査センター、これをすでに立ち上げています。その範囲を拡大していきます。できるだけ気軽に簡単に、保健所に連絡することなく病院、クリニックに行くことなく、検査をスマホだけでできるということで立ち上げていましたが、この範囲の拡大をしていきます。 現在ですけれども、この高齢者施設、これは入所サービス、入所施設も通所もそうですけれども、入所者、利用者、そして職員、共に対象になっています。障害者施設、児童養護施設なんかもその対象になっていますが、今後その対象者が62万人ということになります。今後、これに加えまして訪問サービスの高齢者施設、そして障害者施設、そして保育園・幼稚園・認定こども園の職員の方、ここは非常に数が多いわけですけども、ここも今後対象にしてまいります。合計100万人がこの対象になります。 ですので高齢者施設、障害者施設、救護施設、児童施設、そして保育所・幼稚園・認定こども園、子供たちを預かる施設の職員さんもこのスマホ検査センターで、保健所やクリニックに行くことなく、連絡することなく、PCR検査が受けれるようにということを、方針を決定いたしました。ゴールデンウィーク中も、この現下の厳しい感染状況を踏まえまして、この検査センターについては運用をしていきます。僕からは以上です。
現状の検査数と陽性判明数は
司会:それでは、これからご質問をお受けいたします。先ほど知事からございましたように、今晩7時より新型コロナウイルス対策本部会議を予定してございまして、その会議後には囲み取材もありまして、そちらでご質問もお受けいたします。ですので会議で予定している議論や、決定の中身に関するものにつきましては、できればそちらのほうでお聞きいただければと思っております。特に制限するつもりはないんですけれども、幅広に質問していただいたら結構でございます。それではご質問をお願いいたします。 朝日新聞:朝日新聞の久保田です。まず1点目なんですが、スマホ検査センター、対象が増えるのは分かったんですけども、今、現状の実績として検査数と陽性判明数、言えるところを教えてください。 吉村:これまでですけれども、トータルでいきますと、ウェブで受け付けたのが4339件、そして検査依頼があったのが3579件、そして陽性が判明したのが82名という状況です。入所者が28名、職員が50名、陽性率は2.3%です。ただ、この内訳を見ると1月から3月、1月から始めたわけですけど、1月から3月までのウェブ受付が3000件、検査依頼が約2500件で、陽性が47名、1.9%です。4月の1日から、まだ13日まで2週間ぐらいなわけですけども、ここだけで陽性者は半分弱になっています。全体が82名で、1月から3月まで、この3カ月間での陽性者が47名に対して、この4月については合計35名ですから、82名の半分弱がこの4月の2週間に集中しているという状況です。そして検査数についても、この4月の2週間で1200件のウェブ受付と、依頼が1000件で、陽性者が35名ということですから、割合でいくと、この4月に入って感染急拡大時での検査が非常に伸びているということと、陽性率もそれまでより高いと。そういう状況です。 朝日新聞:ありがとうございます。対策本部会議のことなんですけども、これまで19日以降の感染状況によって、まん延防止等重点措置の効果を見るとのことでしたが、今日、この会議を開く理由を教えてください。 吉村:あらためて、この陽性者も1000名を超えるという状況にもなりまして、より強く府民の皆さんに不要不急の外出の呼び掛けを徹底したいということが1点。もう1つは、やはり若い世代でも感染が広がっているという傾向にあります。