大阪府・吉村知事が定例会見4月14日(全文2)宣言時は大幅な休業要請が必要
大阪府の吉村洋文知事は14日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「大阪府・吉村知事「重症病床が不足。重ねて確保に取り組んでいく」(2021年4月14日)」に対応しております。 【動画】大阪府・吉村知事「重症病床が不足。重ねて確保に取り組んでいく」(2021年4月14日) ◇ ◇
感染者数の計上ミスをどう考えているのか
朝日放送テレビ:ABCテレビの堀江です。お疲れさまです。きのうの、計上ミスがあったということで感染者の数が改まりました。大阪市の保健所でのデータ入力の問題だったということなんですけれども、これについてはどのようにお考えでしょうか。 吉村:今、感染者が増えてくる中で保健所の入力作業に誤りがあったということについては、府民の皆さんに、府民というか、府民・市民の皆さんにおわびを申し上げたいと思いますし、そこは非常に、本当に忙しい状況の中で保健所の職員もやってくれているので、できるだけミスのないようにお願いをしたいと思います。大阪市の保健所ではあるんですけれども、大阪全体の話ですので、そのように思います。 朝日放送テレビ:これはやはり職員の数がまだ対応できていないぐらい感染者が増えているということでしょうか。 吉村:やはり陽性者の数がぐっと増えれば業務も一気にぐっと増えてきますので、その中で入力のミスがあったということです。今はそれが解消されているというふうにも聞いていますけれども、保健所の業務が非常に、ある意味、感染者が急増すれば一気に仕事量も増えますから、そういった意味で、非常に業務が厳しい状況になっているという中でのミスではあると思います。できるだけそのミスをなくしてもらいたいというふうに思います。
学校現場に何を呼び掛けるのか
朝日放送テレビ:今日、学校現場ということに対する呼び掛けも行われるのではないかという話なんですけれども、部活動があったりするようですが、豊中での職員の方のクラスター化のような話もあります。具体的な何か、部活も含めてですけれども、呼び掛けというのはどういうことを考えていらっしゃいますか。 吉村:具体的な内容については本部会議で判断、決定をしてまいりたいと思いますが、この変異株の広がりを見据えて学校活動も始まった中で、やはり部活動はクラスターが発生もしています。子供たちを感染から守るということに、より力を入れなければならいないんじゃないかというふうに思っています。特に既存株とはちょっと発想を変える必要がやっぱりあると思っていますので。先ほど申し上げたとおり、学生の世代で10%、今なお陽性率10%、陽性者の中の10%が学生さん。そこには小中高大といるということですから、そういった意味では学校において子供たちをこの変異株のコロナから守るということに力を入れなければならないと思っています。 もともとコロナは子供たちの中で感染がしづらいというのは、これは既存株のことであって、変異株でもその傾向はあると思うんですけど、ただ、やはり学校活動が始まる中で、現実に部活動なんかではクラスターも出ているという状況ですし、子供たちの、病床が非常に逼迫している中で命を守るという観点からしても、できるだけ感染リスクを下げていくというのが非常に重要だと思っています。 また、今までどちらかというと大人から子供に、親から子供に感染するということで、学校の中で広まるというのはあまりなかったわけですけど、仮に子供たちが軽症あるいは無症状であったとしても、学校の中で広まると今度はそれを家庭に持ち帰って、家庭内感染が今、経路が分かっているのは一番多いですから、おじいちゃん、おばあちゃん、お父ちゃん、お母ちゃんに感染が広がる可能性は十分あるので、学校における感染対策というのは、やっぱりより強化しなければならないし、これは子供たちを守るという観点からもそうですし、そこで一緒に生活する親御さんの感染リスクを下げるという意味でも重要ではないかというふうに思っています。