LINE・出澤社長が会見(全文2)ユーザーへの配慮が足りなかった
LINEドクターとヘルスケアに関しても説明を
テレビ朝日:テレビ朝日の村角と申します。今日、一部報道で、保険証のデータについても韓国で保管されているという報道がありました。これに関しましてLINEドクターとヘルスケアに関してもご説明いただけますでしょうか。よろしくお願いします。 舛田:私からご説明申し上げます。LINEヘルスケア社が運営しているLINEドクターについてのお話、データ管理の体制だと思いますけれども、こちらに関しては通常、LINEドクターに関しての診療に関して、オンライン診療ですね、こちらは動画でやらさせていただいているんですが、こちらの動画に関しては保存しない構造になっております。 一方、受診していただくときに患者さま・医師の方、双方に会員情報に登録していただくことが必要になります。その過程において、通常の会員情報は日本国内のデータセンターに保管・管理されておりますが、画像データですね、これはLINEのトークとかとも同じなんですが、画像・動画・ファイル、こちらに関しては韓国のデータセンターに保管しておりますので、今回のLINEドクターの画像データ、健康保険証・領収書・明細書、および医師の本人確認書類、医師免許証などについては韓国のデータセンターでの保管・管理となっております。こちらに関してはまさに今現状、トークの画像・動画と同じように、ユーザーデータとしてはセンシティブだと考えておりますので、日本への移管というのを2022年2月に予定をしております。
保険証データにもアクセス可能だったのか
テレビ朝日:すみません、保険証のデータにもアクセスができていたかということを、出澤社長、できればお答えいただけませんでしょうか。 出澤:保管自体は韓国。 舛田:画像はですね。 出澤:画像ですけれども、それ自体の、韓国に大きい画像用のクラウドサーバーがあるんですけれども、そこにアクセスできるエンジニアというのが非常に限られています。かつ、権限管理も適正にされています。そこに実際アクセスする作業、データを見にいく作業というのは本当に障害が起こったときとか緊急時ということになりますので、現実的にはほとんどないというところですが、実際、権限を持っているエンジニアはいるというところになります。 舛田:補足になりますが、こちらの保険証等のデータに関しては、患者さまご自身ないしはお医者さま、この双方がアクセスをするという、これはサービス利用上、必要なこととしてアクセスをすることになっていますが、われわれサービスを運営している側ですね、運営している側がこの画像にアクセスするということはございません。業務上、アクセスするということはございません。 司会:よろしければ5人目の質問のほうにさせていただければと思います。5人目の方、ご質問をお願いいたします。