LINE・出澤社長が会見(全文3)先んじて変更できなかった
LINEの出澤剛社長は23日夜、都内で記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは、「LINE・出澤社長が会見 個人情報管理の方針を説明(2021年3月23日)」に対応しております。 【動画】LINE・出澤社長が会見 個人情報管理の方針を説明(2021年3月23日) ◇ ◇
中国の法制度は考慮しなかったのか
ハフポスト日本版:はい、聞こえますでしょうか。 出澤:はい。 司会:はい、聞こえております。 ハフポスト日本版:お世話になります。ハフポストの高橋と申します。質問したいのが、今回、中国での情報漏洩のリスクがあるということで、多くのユーザーの方が不安に思ってらっしゃると思います。中国が海外の中でも、特に民間企業に国の情報活動への協力を義務付ける国家情報法など、中国の特殊な事情があると思いますけれども、中国でのこうした業務を委託するときに、こうしたいわゆる特殊な法制度といったリスクを考慮するということはあったのでしょうか。お聞かせいただけると幸いです。 出澤:その意味で言いますと、中国での開発というのを長い間、続けてきておりましたので、国家情報法、17年、18年のタイミングでの潮目の変化であったりとか、そういったところをわれわれとして見落としていたというところが偽らざるところかなということになると思います。それは言い換えればユーザーさまへの配慮が足りなかったということだというふうに思います。実態としてはそういう状況になります。 ハフポスト日本版:もう1問、伺っても大丈夫なんでしたっけ。 司会:はい。2問まででお願いいたします。
中国・国家情報法への手立てが不足していた
ハフポスト日本版:今も、先ほどもユーザーへの配慮が足りないというところを社長はお話しになっていると思うんですけれども、配慮が足りないという意味では、こういういわゆる情報収集、国家情報法は一般のメディアでも報じられていたと思うんですけれども、情報収集に対する不足というものがあったと認識していますでしょうか。お願いいたします。 出澤:現状こういった、皆さんの本当に信頼を失う事態になっておりますので、そういう意味ではそこに対する不足、情報収集に対する感度。もちろん情報は入っておったんですけれども、そこに対する手だてというところがやはり不足していたというのはおっしゃるとおりです。 司会:ありがとうございます。よろしければ次の質問へ移らせていただきます。引き続きオンラインのほうからご質問をいただいている中よりご指名させていただければと思います。風呂内亜矢さま。