iOS 18.1.1リリース、全ユーザーにアップデート推奨
アップルは最新のiPhone向けアップデート、iOS 18.1.1をリリースした。このアップデートは、直近のソフトウェアに関する問題を解決することを目的としている。前回の大規模なリリースであるiOS 18.1(アップルの新しいAI機能「Apple Intelligence」が初登場)からわずか3週間後のリリースだが、今回のアップデートは小規模な問題の修正と整理を行う。 ■iOS 18.1.1を利用できるiPhoneは? iOS 18の他のリリースと同様に、このバージョンは2018年以降に発売されたすべてのiPhoneに対応している。具体的にはiPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降のすべてのモデルが対象だ。また、iPhone 11、iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Max、iPhone 12シリーズ、iPhone 13、iPhone 14、iPhone 15シリーズ、そしてiPhone SE(第2世代および第3世代)も含まれている。 ■入手方法 アップデートの手順は非常に簡単だ。まず「設定」アプリを開き、「一般」を選択し、「ソフトウェアアップデート」をタップする。次に「ダウンロードしてインストール」(もしくは「今すぐアップデート」)を選び、あとは自動的にインストールが完了するのを待つだけだ。私のiPhone 16 Pro Maxでは、ダウンロードサイズは411MBで、ダウンロードからインストール完了まで5分もかからなかった。 ■リリースの内容 iOS 18.1.1は、主に修正を目的としたアップデートだ。iOS 18.1には大きな欠陥は見られなかったが、「pple Intelligence」を利用するためにウェイトリストが必要だったことに驚いたユーザーもいた。他の問題については散発的で、大規模な障害はほとんど報告されていなかった。 しかし、最近になって非常に厄介な問題が明らかになった。アップルの「メモ」アプリにおいて、データが消失する(ように見える)という現象だ。「恐ろしいバグ」とも称されるこの問題については、ネット上で詳細が確認できる。メモアプリを開いた際にiCloud上のメモがすべて消えてしまうが、幸いにもデータ自体は完全に失われたわけではない。 アップルは、このバグの存在を数日前にようやく認めたばかりであり、このアップデートのリリースノートには修正は明記されていない。そのため、このバグの修正は今後のアップデートで行われる可能性が高く、当面は回避策(こちらもネット上で確認可能)で対処する必要があるだろう。 アップルは今回のリリースが主にセキュリティに関するものであると述べているが、同時にバグの修正も行われている可能性がある。新たな情報が入り次第、さらに詳細を報告する予定だ。
David Phelan