欲しければ親を納得させよ! 子どもの「家庭内プレゼン」をYouTuberが勧める深い理由
子育ての中でたびたび起こるのが、子どもからの「これ欲しい!」のリクエスト。言われるがままに買い与えるのも、頭ごなしに否定するのも違和感がある…。 【写真】9歳が「ずっと手放さない」と決めた3つの宝物 そんな親御さんにおすすめしたいのが、子から親への「家庭内プレゼン」です。 実際に「家庭内プレゼン」をたびたび実施しているという、YouTuber「おうちごっこ」の父・ヒロアキさん。プレゼンが育む子どもの力について、著書よりご紹介します。 ※本稿は、おうちごっこ ヒロアキ著『家族を笑顔にする32チャレンジ おうちごっこの子育て1年生』(KADOKAWA)から一部抜粋・編集したものです。
家庭内プレゼン~欲求に応える前に魅力をPRさせる ! ~
家族でプレゼンしよう by ヒロアキ 人生、思い通りにいかないことのほうが多い。その場面場面で必要になるのが、自己制御力です。本質を正しく理解するために、プレゼン制度が役立ちます。
物事の本質を知るには、考える機会が必要 欲求を満たしたときの状況を想像する
後悔することを恐れていては、窮屈な人生になってしまいますよね。そのときにほしいと思って買ったものが、少し時間が経っただけで不要になるというのも、後悔の経験です。ただし、その経験をくり返すのは、なんの進展もありません。子どもは好奇心旺盛です。目の前にあるものに魅力を感じ、衝動的にほしいと思うことも必然です。その好奇心を遮る必要はありません。一緒にそのものの魅力を共有しましょう。子どもは気持ちを共有できることで、ひとつの欲求を満たします。 この過程を踏んだうえで、そのものが本当に必要かどうかを考えさせてください。買ったあとにどのようにして楽しめるか、どのように管理するか、ほかのものよりもすぐれているか、など。所有する物量には限界があります。おもちゃなら、置き場所がなければ、なにかを手放さなければなりません。今、自分の手元に置いておくべきものかどうかを考えて、「ほしい」となればお買い上げとなるでしょう。まーちゃんの場合、考えている途中で「やっぱりいいや」となることが多々あります。