欲しければ親を納得させよ! 子どもの「家庭内プレゼン」をYouTuberが勧める深い理由
娘・まーちゃんから学んだこと
・目的意識を明確にできる ものやお金の価値を知るのは、自分の考えを大切にすることにつながると思います。これは時間や行動に対しても同じ。例えば、「なぜ、朝5時半に起きなければならないのか?」。学校に行く目的を果たすため、自分の朝の過ごし方を実行するため、ということをまーちゃんは理解しています。 後悔することもひとつの経験とお話ししましたが、目的意識がなければ後悔すらできないでしょう。目的意識を持つことは、将来なりたい職業、したいことといった、人生の岐路での決断に役立つと思います。どの道を選んでも、そのときどきの自分を受け入れられるでしょう。 ・交渉力は生きぬく力になる 学校教育でも論理的思考が重んじられているようです。プログラミングの授業では、目的を明確にして企画を考え、制作したものを誰かにプレゼンするというカリキュラムがあると聞きます。日常生活には、常に交渉がともないます。価値観を持って、自分の意見を相手に伝え、相手の反応に対処する、というやりとりを自然に行っています。 人生において交渉がうまくいかないことのほうが多いかもしれません。その擬似体験も家でのごっこ遊びでできます。子どもの「あのおもちゃがほしい」という主張は、社会を生きぬくための、きっかけなのかもしれません。 ・責任を感じることが、自立になる いつか、子どもは親のもとを離れていきます。みなさん、期待しつつ、心配ですよね。自分の意思を大切にしながらも、誰かに頼られる存在になってほしい、私はそう思っています。それに必要なのが、責任力ではないでしょうか。子どもとはいえ、さまざまな言動には責任がともないます。それを自覚し、果たすことで成長していく、それが自立なのではないでしょうか。 この親の思いを子どもにダイレクトに伝えると、ちょっと重いですよね。そういった意味で、ごっこ遊びがちょうどいいんです。楽しみの中には、必ず学びがありますよ。
まーちゃんのウォッチワード
「『イヤなことは笑いに変える』 これが我が家の合言葉」 「失敗したな」って思うこと、誰にでもあるよね。でも私は、後悔しないよ。だってそれを笑いにしてしまえば、新たな価値が生まれるから。家族で旅行したある日のこと。楽しみにしていた牡蠣料理のお店が満席で入れず、遊覧船に乗ろうとしたら運休。完全なる確認不足なんだけど、今となってはあのときのパパの落ちこんだ表情が、最高におもしろかった。その後、偶然に牡蠣のお店を見つけるというラッキーもあったしね!
おうちごっこ ヒロアキ