欲しければ親を納得させよ! 子どもの「家庭内プレゼン」をYouTuberが勧める深い理由
物事とお金の価値を結びつけることで、判断する力と責任力を養える
高いから買わない、安いからいいよ、という考えはありません。もちろんお金との兼ね合いは大切ですが、「安物買いの銭失い」(安いものは品質が悪くてすぐに使えなくなり、結局お金が無駄になる)ということわざがあるように、一概に金銭的価値だけでは判断できません。安くても価値を感じれば問題ないですよね。要は判断して買ったものには、それを大切にする責任がともなうことを子どもに伝えたいのです。その判断において、所持金から高い、安いの感覚を持つことはあって当然です。子どもがお店で的確な判断をするのは難しいですね。そこで、プレゼンのごっこ遊びをおすすめします。私がみきちゃんとまーちゃんにプレゼンして、結果、買うのをやめようと判断することもありますよ。 また、これは食べ物や外食でのお店選びでも同様です。例えば、まーちゃんは回転寿司が大好きで、そのお店の魅力を家族も共有していますが、意見が分かれたときはプレゼン力で行き先が決まります。お店のイベント企画などを調べて「今、行くべきでしょ」という流れもありますね。
ものには心があることを知れば、プレゼン以上の魅力が続く
お金を払って買ったもの以外でも、ものを大切にしてほしいですね。まーちゃんは、「ものにはすべて心がある」といいます。おもちゃやぬいぐるみ、フィギュアなどを整理して保管しているのも、まーちゃんのものに対する愛情の表れだと思います。 例えば、豚のぬいぐるみは、まーちゃんがはじめてサンタさんからもらったもので、いつもまーちゃんのそばにいて、家族の一員のよう。赤ちゃんのころから使っていた乗り物のおもちゃは、部屋のオブジェとして、また物入れ(座席の下が収納場所になっている)として使っています。お酒の瓶をモチーフにした抱き枕は、ビーズクッションがくずれても抱き続けています。中にはお別れをするものもあります。その場合もリサイクルショップに持っていったり、ネットオークションに出したりし、そのものがほかの誰かに愛されることを第一にしています。また、売ってお金を得るという感覚も身につきます。