自民・石破氏、総裁選出馬会見(全文1)納得と共感が得られる党でありたい
東京・平壌連絡事務所を開設する
前回の総裁選挙で申し上げました。東京・平壌連絡事務所を開設する。それは政府として公式に責任を持った立場で拉致問題をどのように解決するかということで対応していかねばならないからであります。そして拉致問題の解決、安倍政権で実現できなかった大きな課題の1つであります。そのことに政府として主体的に取り組んでまいります。 外交安全保障、アジアはわが国にとって必要欠くべからざるパートナーであります。われわれアジアのことをどれほど知っているのか。歴史をどれほど知り、そして現状をどれほど知り、文化をどれほど知っているか。それを知らないでアジアとの連帯はあり得ません。将来的にはこのアジアに集団安全保障の仕組みをつくりたいと、私はかねてからそのように思っております。そのためにアジアに対する理解、共感、納得、そのこともやってまいりたいと思っております。 やらねばならないことは多々あります。わが自由民主党は次の時代のために何をすべきかということを明確にすべきです。そして国民の皆さま方を信じて語っていく。国民を信じない政治が国民から信頼されるはずはありません。誠実に、謙虚に、真っ正面から、逃げることなく諸課題を訴え、国民の納得と共感の下に政策を実行する。それが、わが自由民主党が日本国に対して、世界に対して、次の時代に対して課せられた責任であると、私はかように信じております。 国民を信じて誠実に率直に語れば、国民は必ず応えてくれます。それを放棄してはなりません。逃げてはなりません。国民を信じて、共感と納得の政治を目指し、限られた時間ではあるけれど、総力を挙げて自由民主党はこの時代に積極果敢に取り組む。どうぞ皆さま方のご理解、ご支持、ご支援、心からお願いして、石破茂の話、終わります。ありがとうございました。 司会:石破会長、ありがとうございました。それではご質問を受け付けたいと思いますが、ちょっと事前にお知らせをさせていただきたいと思います。石破会長、このあとの日程がありますので、5時5分にいったん、すみません、出させていただきたいと思います。その上で、質問、まだ終わらないと思いますので、17時45分から18時30分、また別途時間を取っておりますので、質問し切れなかった方はその機会に質問をお願いできればと思います。それではまず幹事社の方はどなた。幹事社。手あげて。幹事社、じゃあマイク渡してください。幹事社、どうぞ。 【書き起こし】自民・石破氏、総裁選出馬会見 全文2に続く