自民・石破氏、総裁選出馬会見(全文2完)継承すべきは政治の安定
自民党の石破茂元幹事長は1日、記者会見を開いて自民党総裁選への出馬を表明した。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「自民・石破茂氏、総裁選に出馬表明 党員投票なし「極めて残念」(2020年9月1日)」の会見開始時間に対応しております。 【動画】自民・石破茂氏、総裁選に出馬表明 党員投票なし「極めて残念」 ◇ ◇
安倍政権から継承したい点・変えたい点は
TBS:幹事社のTBS、【ナカジマ 00:29:16】です。よろしくお願いします。石破会長に2点お伺いします。1点目なんですけれども、安倍総理が、7年8カ月と長期政権が続いてきました。その点について、継承したい点と変えていきたい点あれば、まず1点目、伺えますでしょうか。 石破:継承しなければならないのは政治の安定ということであります。安定した政治が行われたということは非常に意義のあることだったと思います。次の政権もできるだけ国民の信任の下に安定した政権でありたい、このように思っております。変えるべき点は、経済的に株も上がった、企業の利益も上がった。しかし国民の所得は豊かになっただろうか。地方は豊かになっただろうか。中小企業は豊かになっただろうか。GDPというものを考えたときに、低所得の方々の所得を上げていくということ、それはまだ十分に実現できていると思っておりません。 地方創生大臣を2年務めましたが、地方に雇用と所得、これがまだ実現道半ばであります。経済的に、この2つ問題にはまだまだ道半ばの部分があります。安倍政権が種をまいたこの部分、これは発展的に、早急に継承し、変えていかねばならない。実現を目指したいと思っております。 トランプ大統領との関係、あるいはプーチン大統領との関係、総理のご努力によっていろんな外交関係が強化をされました。これを政府と政府、国と国、国民と国民、そういう関係に広げていきたいと思っております。経済的な負担のみならず、本音で話し合うことができる。日米同盟もそうです。北方領土もそうです。拉致問題もそうです。問題解決の隘路になっている点は何かということが国民によく理解されていない。そのことを、きちんと対面をしていきながら、日米同盟、日露関係、あるいは拉致問題、そういうものの解決に取り組んでまいりたいと思っております。 安全保障については先ほど申し上げたとおりであります。法制、装備、そういうものを根本から見直していくということは必要なことであります。そのことが、いったい何が問題なのかということについて、きちんとした検証の下に必要な改革を、法整備、装備面、そして同盟の運用面、そういう点においてやっていきたいというふうに考えている次第でございます。