小池都知事が定例会見11月26日(全文1)本人が自ら決めたことは是としたい
こどもスマイルムーブメントについて
3点目でありますけれども、今度は子供政策です。こどもスマイルムーブメントについてのお知らせ。「『未来の東京』戦略」におきましては、子供の笑顔のための戦略、これが第一だということで、チルドレンファーストの社会の創出を柱の1つに位置付けているところでございます。このたび、こどもスマイルムーブメントを立ち上げまして、行政、企業、NPOなどが一体となりまして、子供の目線に立ったさまざまな取り組みを展開してまいります。このムーブメントに参画いただける企業、そしてNPOなど募集をしておりますので、ぜひ多くの皆さま方にご賛同いただいて、これをムーブメントとしてその輪を広げていきたいと考えています。 このムーブメントのスタートアップイベントなんですけれども、キックオフ・アクションとして、来たる12月19日の午後2時から、YouTubeでライブ配信をするイベントを行います。このイベントには少子化対策などを担当されておられます野田聖子内閣府特命担当大臣や、またこども未来会議座長でいらっしゃいます秋田喜代美教授、タレントの香取慎吾さんにご出席をいただいて、子供との対話や子供の未来に向けたクロストークを展開することといたしております。 ぜひ、香取慎吾くんも出てくださいますし、いろんな観点からのお話、野田大臣からもいろんなお話伺えるものかと、楽しみにしているところでございますし、ぜひ、多くの皆さまにご覧いただければと。また、このキックオフ・アクションをきっかけとして、みんなで子供の笑顔があふれる東京をつくっていくということ、これを目指していきたいと、このように考えております。私のほうから3点お伝えいたしました。どうぞ。
700人の段階で時短要請を行う判断をしたのはなぜか
日本経済新聞:11月幹事社の日本経済新聞の辻です。それでは、幹事社から2点質問させていただきます。1点目がきのう東京都から公表された、いわゆる国の5段階のレベル基準に合わせた移行の目安なんですけれども、その移行の目安の中で、東京都として独自にレベル2.5を設定して、このレベル2.5の段階でいわゆる認証店への時短要請をかけるという方針がきのう示されました。 で、このレベル2.5の目安が新規陽性者数の7日間平均で見たときに、700人っていうふうになっていると思います。で、もともと国の考え方で、ステージの考え方で、ステージ4が目安と言っていたのが7日間平均が500人だったと思います。で、そこから考えると、いわゆる、かねてから警戒領域、東京都の警戒領域ってなると新規陽性者数って500人じゃないかと思うのですが、この2.5の700人の段階で時短要請をかけるという今回の判断をされたのは、どういうお考えでされたのか、お聞かせください。 小池:今回、国がステージならぬ、レベルということで、新たなレベル分類を構成されました。それを医療逼迫の状況による重点を、そちらに重点を置いたものとなっております。都といたしましても、こうした考えを受けまして、レベル移行の目安などをお示ししたところであります。で、レベル2.5ですけれども、先手で感染拡大に取り組むという観点から、都としまして、きのう発表させていただきましたが、病床数の確保は6891床の病床確保に向けて、医療機関へ要請を行うタイミングというのがあります。6891がまるまる空いているというものではなくて、そのタイミングを見て、要請をかけてから実際に確保できる、そのタイムラグが少々ございますけれども、だからこそ先手、先手で打っていくということであります。そのタイミングを捉えるために独自に設定をしたものです。 レベル2については都道府県で定めよということになっておりますので、ある意味、東京都のような大人口、人口が大きいところ、人の行き来が極めて大きいといったところにおいて、都として、確保した病床数や、宿泊療養数や、また、最近は経口薬などが出てきております。これから、3回目の話も出てきております。これらのことを総合的に考えていく必要があると。その意味でも専門家の意見も踏まえながら、都民、事業者への呼び掛けや対策は機動的に強化するという、そのことが重要だというふうに考えております。感染拡大を防ぐという意味で、このレベル2.5ということでの対応を1つの目安に考えたということであります。