小池都知事が定例会見9月17日(全文2完)そういった方を応援したのは大変恥ずべきこと
東京都の小池百合子知事は17日午後、都庁で定例記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「東京都・小池知事が定例会見(2021年9月17日)」に対応しております。 【動画】東京都・小池知事が定例会見(2021年9月17日) ◇ ◇
コロナ対策は基本的に国の対応と考えているのか
東京新聞:ありがとうございます。9月幹事社、東京新聞の原です。幹事社から幾つか質問させていただきます。まず冒頭の知事のお話にありました、今年度の補正予算の関係で伺います。今回3387億円の計上ということで、これでおそらくたぶん一般会計、本年度で11兆円ぐらいになると思うんですが、これまでの協力金とか、そういったものは国庫の負担がほとんどで、とはいえ都の財源も投入しているということがありました。 今回の財源の内訳をちょっとお示しいただけなかったんですけれども、これ、仮にほとんどが国庫で、一部、都の財源だとしても、財調基金の残高がたぶん2000から2100億円ぐらいじゃないかなと思います。相当、一時期に比べると目減りしている状況です。今後もコロナ対策が求められて、これから都税収入が、まだ回復するかどうか不透明な中、今後の財政運営とか、どういう考え方でやっていくのか。やっぱりコロナ対策というのは基本的に国のほうの対応になるというふうに基本的にお考えになられているのかというところと。
万全な医療提供体制と経済再生回復に向けた取り組みの2本柱
今回の補正含めて、コロナ対策、相当程度進んできたと思います。酸素ステーションの整備とか、病床の確保、これは以前に比べると相当進んだと思います。ただ、こうした対策が5波の前に、もしくは5波の最中に進んでいれば、ひょっとしたら死者とか重症者の数が減らせたんじゃないかというような見方もあるようです。5波の教訓、今回6波に備えた取り組みということになると思うんですけれども、5波の教訓という意味でどのようにお考えなのかというのをまず伺いたいと思います。 小池:どっちを答えればいいんですか。財政ですか、コロナ対策ですか。 東京新聞:財政の考え方ですね。それからコロナの5波の教訓というところでお願いできればと思います。 小池:まずコロナについては、これは国と連携しながら、この国難をどうやって乗り越えていくかということでございます。よって国の支援と、そしてそれに都独自のものを加えたりしながら工夫をして、最も効果的なことはなんなのか。また、最優先課題はやはりなんといってもコロナ対策であり、それはすなわち都民の命と健康を守るということでありますので、それらに必要な財源を、国から、また都の財源も絞り出しながら、これまで進めてきたものであります。 今回、総額で3387億円の措置ということで、2本の柱、万全な医療提供体制と経済再生回復に向けた取り組みの2本柱で、それをベースにして組み上げた補正予算となっています。医療面については今話しましたように、国庫支出金を最大限活用もし、また一方で、飲食業や観光業の取り組みに対する支援などとして、都として取り組むべき施策で、財政調整金、財調など、都独自の財源を活用して積極的に対応するということであります。今、必要なことはなんなのか、最優先はなんであるのか、最も効果があるのはどういうものなのだろうか。いろんな議論を踏まえて、そして都民のニーズなどを量りながら今回の補正予算を組ませていただいたということであります。 また、ベッド数などにつきましては、これまでも最大確保病床ということで、お手挙げをいただいておりました方々に、実際に患者さんを受け入れていただくように、法律上の16条2項と、ここも国と連携して申し上げたところ、そのあと病院によって機能を、重症をより受けていただけるところ、中等症のIIは受け入れられるや、うちは軽症、中等症Iぐらいかな。それぞれ意向なども確認をし、また、よりご協力をといったところ、先ほど数字が出ておりましたけれども、9000床を超える、こちらですね。9200床を確保してきたということであります。