自民・石破氏、総裁選出馬会見 質疑応答(全文2)党員のモチベーションが下がらないか
自民党の石破茂元幹事長は1日午後、記者会見を開いて自民党総裁選への出馬を表明した。 【動画】自民・石破茂氏、総裁選に出馬表明 記者との質疑(2020年9月1日) ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「自民・石破茂氏、総裁選に出馬表明 記者との質疑(2020年9月1日)」に対応しております。 ◇ ◇
新総裁になった後、早期に解散総選挙を行うつもりか?
西日本新聞:すいません、西日本新聞の【井上 00:22:21】といいます。党員投票がないということについて関連して伺いたいんですけれども、党員投票がなくて、今回の総裁選では人数の多い派閥が早々と菅さん支持ということを決めて、選挙戦の前に菅さんということで流れがつくられている感がありますけれども、こうした党の現状に対するご所感と、あともう1つが、党員投票がないために新しい政権ができたときに民意を反映させるということで、早期の解散総選挙を行うべきだというような指摘がありますが、石破さんは新総裁に選出されたら早期に解散総選挙ということを行おうというようなつもりがあるでしょうかという質問です。 石破:党員の方々のモチベーションが下がることがとても心配であります。そんなことだったら離党するよとか、党費払わないよというお声をずいぶんと聞いておりますが、そういうことがあってはならないと思うんですね。自民党員であって良かったねって、そう思っていただくために、私は党員投票はあるべきだったと思います。残念ながらないのだから、これをどうやってリカバリーするかということは真剣に考えていかないと、来たるべき国政選挙に多大な影響を及ぼすだろうと。野党がばらばらだから大丈夫だよと、そういうような慢心を持つべきではないと思っております。 かねてから申し上げておりますように、解散というのは内閣の意思と衆議院の意思が異なったときに、主権者たる国民の意見を聞くと、判断を求めるということが解散であって、憲法上の根拠というのはそういうものだと思っております。内閣不信任が可決された場合、信任案が否決された場合ですね。それは総辞職しない限り、解散しなきゃいかんというのが、そういう規定になっていて、それに類似するものとして、予算案が否決されたとか、重要法案が否決されたとか、要するに主権者たる国民の判断を仰ぐというときに解散権は行使されるべきものだと思っております。党利党略でやるべきものではありません。 新総裁、新総理の下でどういう状況が現出するか、それは今から分かることではありません。しかし世論調査を見ても任期いっぱい務めよというお声が多いということは決して看過してはならないことだと思っております。新総理が賢明に判断すべきものだというふうに思っておるところでおります。 司会:はい、じゃあその隣の方どうぞ。