大阪府・吉村知事が定例会見9月22日(全文3)廃業後なのに時短協力金を申請するケースも
イートインのスペースなんかどこにもないのに
で、じゃあどういうのがあるかということなんですけども、非常に手の込んだ案件も出てきています。金額も比較的大きいというのもあるかもしれませんが、非常に詐欺的なものも多いし、非常に問題があるものも多いと。いろんな声も届いてて、あの店、確かもうもともと閉店とか廃業してたはずなのに、なんであの申請しているんですかと、そういう意見が届いたりすることもありますし、まったく内装も什器もないけどオープンしたことになっているとか、テークアウト専門の店が、なぜかイートインの申請をしているけれども、イートインのスペースなんかどこにもないよねと。単純にテークアウトの店なのに、それをごまかして申請すると、そんなのも出てきています。 手の込んだ案件として、同一店舗を別の店舗として申請したり、あるいは明らかこれ廃虚やんかと思われるようなビルで、新規開店したというので申請をしたり、あるいはもう閉店、廃業してた店からの申請であったり、いわゆるそういったものについては厳正に対処をしていきます。当然、現場確認等も実施をして、体制もしていきますが、こういったどんどん増えてくると、真面目に申請している方に対する支給が遅れますので、ぜひやめていただきたいし、これは犯罪行為ですのでやめてもらいたいと思います。次お願いします。 例えば事例ですけれども、店舗が1つしかないんだけども、複数店舗として、しかも極めて不自然な利用の仕方で申請されているようなものです。もちろん1つの店舗で昼と夜に分けてとか、そういった店も当然あるのはあるんですけれども、明らか、これおかしいやんかと。
同じ店なのに、申請書がいくつも出てくる
例えば同じ店であるにもかかわらず、申請書がもう何個も出てくると、そして何が違うかというと、例えば食堂として17時間、21時まで使います。スナックBとして21から22時まで、1時間だけこれを使います。バーCとして22時から23時まで1時間だけこの店を使います。ラウンジDとして23時から0時までこの店を使います。明らかおかしいわけですけれども、1店舗で何件も申請してくる、店も変わっているし、事業主体、これも変わっていると。営業時間はよく見ると1時間だけずれていると。営業時間がずれたら営業許可書は、ルールでは取れることになるので、そういった意味で、これ実態どうなのというような、こんな案件もあります。短時間で店の名前が切り替わってしまうというようなものです。次、お願いします。 もうこれは明らかに廃虚やんかというような建物の、それぞれの各室を店舗としてオープンさせていきますということを申請して、協力申請金ということで、スナックX・何々ビル101号、スナックY・何々ビル102号、スナックZ・何々ビル103号ということで、もうこの廃虚が申請主体になっているというふうなところです。次、お願いします。 もうすでに申請書の中では現況写真としてお店をやっているようには申請はされるわけですけども、ただ実際にはもう閉店、廃業して、明らか店やってないよねというようなところ、こういったところもあります。幾つか非常に手の込んだ申請もあります。ぜひこういったことはやめてもらいたいと思います。われわれとしても、協力いただいているお店にできるだけ早く、的確に協力金をお渡ししたいと思っています。こういったことが増えたり多くあると、審査に時間が掛かって、結局支給が遅れることになりかねませんし、この申請自体が虚偽申請、詐欺行為にもなりますので、ぜひそれをやめていただきたい。あとわれわれも厳正に対処していきたいと思います。次、お願いします。 話題は変わりますが、プラスチック、使い捨てのプラスチックごみの削減についてです。大阪府においては大阪市と共同でプラごみゼロ宣言を行っています。これはG20、大阪サミットでも、「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」の実現に向けて、マイボトルの普及とか、プラごみの削減の取り組みを進めています。国もやはりそれを進めています。