大阪府・吉村知事が定例会見9月22日(全文5)観光業者への支援開始は感染状況など踏まえ判断
大阪府の吉村洋文知事は22日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「「往診、外来診療での抗体カクテル療法を実施」大阪府・吉村知事が定例会見(2021年9月22日)」に対応しております。 【動画】「往診、外来診療での抗体カクテル療法を実施」大阪府・吉村知事が定例会見(2021年9月22日) ◇ ◇
受験生に打ってもらうことの意義は
産経新聞:受験生に打ってもらうところの意義と、あと10代の方が感染が増えてきている中で、ワクチン接種っていうのをどう考えているかっていう部分を教えてください。 吉村:まず受験生についてはやはり、人生で非常に重大な、1回きりの勝負の試験のタイミングであるわけですから、そのときにコロナにかかったらどうしようとか、その前、直前にコロナにかかったらどうしようだとか、コロナにおびえながら勉強するっていうのは、やはり酷だと思いますし、そういったことを避けるためにもワクチン接種の優先枠をつくって、自分の勝負の、一発勝負の場面である大学等の受験に力を思う存分発揮できるようにしたいという思いで、この枠を設置いたしました。なので、ぜひご利用いただきたい、希望者の方は利用していただけたらと思います。 それから10代のワクチン接種については、僕自身は先ほど申し上げたとおり、ワクチンの重症化予防効果に非常に、やはり注目していますので、まずはやっぱり40代、50代、それから若い世代でもBMIが高い人とか、特別枠つくってますけど、基礎疾患がある方とか、ハイリスクの方にはぜひ受けてもらいたい。まずそこだろうと思っています。 加えて、10代の方が受けるに当たっては、希望の方ができるだけ早く受けられるようにする体制を整える必要があると思っています。ですので今の段階では、できるだけハイリスク者の方に受けてもらいたいというのが僕の考え方です。
診療所外来での抗体カクテル療法実施の課題は
産経新聞:最後。抗体カクテルのお話で、これもやはり重症化防止なんかに非常に大きな効果があると思うんですけれども、今回、診療所外来での抗体カクテルっていうので、その上にある新型コロナ非受け入れ医療機関における実施っていうのは、確か試行実施の中でも入ってたと思うのですが、この診療所外来に関しては、これまでそういったところにもなかったかなと思ったんですけれども、実際、国側の例えば事務連絡が必要であるとか、法的にこういうところがハードルあるとか、逆に在庫の問題、開業医の方どれぐらい参加してくれるかとか、その辺り、課題、知事として、これを実際やっていくに当たって、どういうところが課題だと考えていますか。 吉村:まず、国に認めてもらうのが課題だと思っています。じゃあ何をどの点が認めてないのかというと、まず今、認めているのは、もうすでに38病院でやっていますけども、新型コロナの入院患者を受け入れている病院で外来をするのはオーケーですというのが、8月の月末ぐらいに認められたから、僕は即座にやったわけですが、そこでもずっと診療所とかでもいろいろ受けれるようにすべきだと、要望はしています。 で、まだ認められていないのが、新型コロナの入院患者を受け入れていない病院では入院施設があっても駄目だよっていうのが今の現状です。それから診療所、クリニックにおいても駄目だよっていうのが今の国の考え方です。ただ、例外的に治験実施ならオーケーというので、もう大阪で手を挙げて始めたのは皆さんもいろいろ報道されているとおり。あれは1個1個、この病院でやりますとか、国に報告しているんです。で、バックアップ病院がここですっていうのもちゃんと説明して、いろんな、きちんとした手続きを踏まえて、1つ1つ報告して、了解を得ながら進めているというのが、今の試行実施だから、数は増えません。ただ、今後はやはり数を増やしていかなきゃいけないので、ここの診療所でできるところであったり、コロナを受け入れていない病院でも外来は、ロナプリーブはやるようにするとかいうことを増やす必要があると思っています。 で、僕は課題とすれば、バックアップ病院をきちっとつくればできると思っているので、今たぶん、現実の実務の運用とすれば、この薬剤のロジ回り。どうやって運搬するかとか、そういうところがまだ整理ができていないんじゃないかと思っています。