プロ初Hの阪神藤浪はセットアッパーに本格転向すべきか
池田氏は、ダイエーでストッパーとして結果を出すようになってから、大石投手コーチとバッタリ出くわした。 大石投手コーチから「おまえにストッパー適性があったとはな。オレが偏見を持っていたのかもしれん」と言われ、「大石さん。やらなきゃいけないからやっただけですよ。野球選手ってやらせてみないとわからないものなんです」と答えたという。 「コントロールが不安な藤浪はセットアッパーやストッパーは無理というのは偏見だと思う。藤川球児も、先発から、当時の岡田監督にまずセットアッパーで起用され、その新しいポジションで潜在能力が開花して球界を代表するストッパーになった。藤浪にだってその可能性はあるだろう」 今季、先発としては8試合に投げ1勝5敗、防御率5.87と結果が出せず2軍に落とされていた藤浪が、セットアッパーという新天地で覚醒すればチームにとっては大きな戦力。藤浪の来季の起用法についての方向性をフロントと現場が真剣に議論して考えねばならないだろう。