大阪市・松井市長が定例会見2月26日(全文2)病床協力金は接種効果が確認できるまで維持
保健所に行ったときの対応を迅速化してはどうか
大阪日日新聞:おっしゃるとおり定期検査ということで始められて、これは非常に良かったなと思うんですけれども。今おっしゃった一定の成果も出てはるみたいですし。ただ、今後、解除というところに関して、変異ウイルスの問題ですとか、現在もまだ高齢者の方の入院が多いという、ちょっと懸念材料といいますか、これがあるもんですから、その辺りで、全員は無理としても、高齢者施設から保健所なりに行ったときの迅速化っていうことを対応は、していくということはいかがでしょう。 松井:これ施設の入所者の話。入所者は施設から保健所に連絡があれば速やかに。だいたいほとんどの方が、入所されてる方は症状出てますから。これはもう従来のPCR検査対象に合致していきますので、速やかに対応します。施設に入られている方はね。われわれが言うてるのは、職員の皆さんで無症状の方。そういうどこで要は感染したかも分からない、まったく自分で自覚のないけれども、念のためにっていう方をPCR検査で、ちょっと陽性かどうかというのを判断、浮き出させていこうということですから。施設の方については、今も、従来のPCR検査体制も非常に数も増やしてきていますので、施設の方で症状のある方についてはもう速やかにそういう対応はやっていきたいと。今もやっております。
PCR検査に至るまで時間が掛かった例もある
大阪日日新聞:従業員の方々のところも含めて良かったと思ってるんですけども、そこプラスで言ってたのは、年末年始の状況でしたけども、施設内で出た場合、ちょっとなかなかすぐに保健所行けなくて、施設内で医療機関を持ってはるところは自前のところで検査したりとか、あるいは抗原検査なんかはできるものですから抗原検査して対応したんですけれども、そこから先に、PCRにいくときにちょっと時間が掛かったっていうのがありまして。その間、職員さんは動けなくなるものですから、陰性証明が出ないものですから、介護施設自体も営業休止とか、一部サービス停止とかいうことも聞いたものですから。その辺りへの対応っていう話で伺っています。 松井:昨年の年末、今年の年始については、やはり感染拡大期でマンパワー的にも、もう非常に忙しい、煩雑な形で全ての対応をしておりましたので、高齢者施設の要求、要望を、十二分に受けれるような対応をする、そういうスキルがちょっと十分ではなかったことは認識していますけども。今の感染拡大状況、それから病床の稼働率の状況であれば、当面の間は、そういうきめ細やかな施設への対応っていうのは可能だと思うし、われわれも別にほったらかしにしているわけではなくて、コロナの対策をする中で、やはり優先順位を付けて対応をしていっていますんで。 そんな中でちょっと不十分だと、そういうふうに取られる施設の方もいらっしゃるでしょうけれども、そこはやっぱり時期によっては多少そういう我慢を、我慢というか、ご理解をどうしてもいただかなければならないときもありますけれども、今の感染状況であれば、百点満点、十分はないんですけど、全てのことにおいて。ある一定きめ細やかに、そういう高齢者の施設の皆さんに寄り添う形で対応は可能だと考えています。