大阪市・松井市長が定例会見2月26日(全文1)そろりそろりと経済を元の状態に
大阪市の松井一郎市長は26日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「「宣言解除後も感染対策は継続。お花見、歓送迎会に注意を」大阪市・松井市長(2021年2月26日)」に対応しております。 【動画】「宣言解除後も感染対策は継続。お花見、歓送迎会に注意を」大阪市・松井市長(2021年2月26日) ◇ ◇
散策しながら花見を楽しんで
司会:それでは市長定例記者会見を開始します。市長、よろしくお願いします。 松井:私からはまず新型コロナウイルス感染症の防止対策、拡大防止についてお願いです。大阪では新規感染者数や重症病症の使用率が減少傾向にあり、緊急事態宣言についても解除の方向となっていますが、昨年、減少傾向から一転、再拡大につながったことも踏まえ、これまで行ってきた取り組みについて継続させる必要があります。これからお花見シーズンを迎えるに当たり市民の皆さんには、例えばシートを敷いて飲食など、感染リスクが高くなりますので控えていただきたいというふうにお願いをいたします。お花見をする際はマスクを着用し、密を避けるなど、感染防止対策を取り、散策をしながらお花見を楽しんでください。また、歓送迎会など恒例行事が行われる時期でもあります。飛沫が飛び交う多人数での会食などは控えていただき、日常生活においても感染防止に気を付けていただくように、あらためてお願いをいたします。
大阪市と大阪府で大阪港湾局を共同設置
次に府市港湾での連携した取り組みについてです。国際競争力があり、利用者のニーズに合った使いやすい港を目指して、昨年、大阪市と大阪府で大阪港湾局を共同設置しました。大阪港と府営港湾の一元管理、事務の一体化により、人や情報を共有し、広域的な視点で連携をして港湾事業を進めています。令和3年度からは本格的にさまざまな物流機能の強化をはじめ、より利用しやすい港湾の実現を図っていきます。 具体的には人材を港の利用促進に重点投資し、物流戦略、クルーズ船誘致戦略を積極的に推進するための担当部門を令和3年4月に新設をします。また、大阪港と府営港湾、それぞれを利用する貨物への補助を行い、貨物量の増加や航路の充実を目指します。さらに府市それぞれで所有していた顧客情報などを分析し、顧客のニーズ等に合った府市の共同セミナーを実施することで、荷主と物流事業者のマッチングなどを行います。そのほかにもフェリー利用者に乗船料の一部を助成し、人の交流機会を提供するほか、大阪市域および堺市域を想定した舟運ルートの社会実験を実施し、民間事業者による実業化を目指します。クルーズ船客の誘致も、天保山客船ターミナルをメインターミナルとしつつ、堺泉北港と連携をすることで、お断りゼロを実現します。ヒト・モノ・コトが、よりいっそう交流する拠点を目指して発展をさせ、利用者に選択をされる港湾を目指して取り組みを進めてまいります。 次に大阪市立中央図書館の新スペースについてです。大阪市立中央図書館の地下1階に新たな空間、「Hon+α!」が3月6日オープンします。中央図書館の施設の魅力を高め、市民の多様な活動支援に役立つ出会いと交流の場となるように地下1階の一部をリニューアルしていきます。「Hon+α!」という名称は、本などの資料だけではなく、人やネットワークの情報との新しい出合いなどを表現する、本プラスアルファと大阪弁の「ほな」の意味をし、頭文字にはHappen、Open、Networkingの意味を込めています。そして「Hon+α!」は5つの基本方針の下、国際木材の良さと使いやすいデザイン性に富んだ家具などを設置し、木材のぬくもりを感じる開放的で居心地の良い空間となっており、新しい出会いと未知の発見がある場所を目指していきます。