大阪府・吉村知事が定例会見7月29日(全文2)90万件といえどまだ足りない
大阪府の吉村洋文知事は29日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「大阪府・吉村知事「コロナ追跡システム登録で 大阪マイルを付与する」(2020年7月29日)」に対応しております。 【動画】大阪府・吉村知事「コロナ追跡システム登録で 大阪マイルを付与する」 ◇ ◇
大型台風接近時の事前準備タイムライン
吉村:2つ目です。これはコロナとは違いますが、大型台風接近時の事前準備のタイムラインについてです。松井知事時代から取り組んできたことですけども、この間、運用するという運びになりました。台風が接近しているときに事前にある程度情報が分かるので、しっかりとしたタイムラインをつくって対策を取っていこうということを、今、進めています。いつ、誰が、何をするんですかっていうことに着目して、時系列で時間を追って、その主体が何をすべきかということを、タイムラインの策定をいたしました。昨年度、このタイムラインを策定しまして、今年度から運用する。そして運用するのが始まるということです。 まずタイムラインですけど、台風の発生、最接近する前に、72時間から48時間前、このとき気象は晴天な気象ですけれども、だいたい晴れていますが、72時間から48時間前に、府内では防災危機管理の司令部というのを立ち上げます。そこで情報収集をしていきます。ここで呼び掛け、働き掛けとしましては、市町村に情報の共有、そして府民の皆さんにはハザードマップの確認、これをぜひお願いしたいという情報発信をしていきます。
24時間前から最接近の場面で災害モード宣言
それから48時間から24時間前、これは少し雨が降り始めているところですが、ここで大阪府においては災害の警戒本部を立ち上げます。僕自身がメッセージの発信をしまして、府有施設の安全確認、市町村の状況把握等を行っていきます。市町村は避難所の開設準備。そして府民の皆さんにお願いするのは避難場所の確認であったり、あるいは避難の準備です。ここは今コロナがありますから、マスクや体温計等の準備も含めてお願いしていくという時間帯。ここが災害対応体制の構築の時間帯。 最後、災害対応体制の最終の24時間。24時間前から最接近の場面ですけれども、1つは災害モード宣言、これ、直撃する場合は一定基準を設けていますが、災害モード宣言というのを大阪府では発効します。これはアメリカなんかではEmergency modeというのがあります。日本にはそういう制度はありませんが、災害モード宣言、平時モードから災害モードに切り替えてくださいという、災害モード宣言を、基準を満たせば発出するということになります。 そしてリエゾンの準備要請と、それから市町村は避難所を開設して住民の受け入れを開始していきます。住民の皆さんには避難の開始を、この24時間前からお願いをするということになります。その後台風が来る。このタイムラインを作りましたんで、このタイムラインに基づいた行動を取れるように、少しでもそれに近づくように体制を整えていきたいと思います。 府民の皆さんへのお願いですけれども、やはりこの災害時、速やかに避難することが原則なんですが、その前の準備というのが非常に重要になってきます。タイムラインでも示しましたが、台風接近の72時間から48時間前には、防災マップとかハザードマップをぜひ確認していただきたいと思います。自宅の状況をぜひ確認してください。安全な場所にいる方まで避難場所に行く必要はありません。 このハザードマップっていうのが非常に正確です。僕は大阪市長時代からもこのハザードマップに注目していますが、全国的な災害見てもらっても、だいたい起きているところはハザードマップで危険とされているところです。ですので、ハザードマップって意外に知られていませんが、意外に正確な情報が記載されているのがハザードマップだというふうに思っています。ハザードマップで安全となっているところの皆さんは、もうあえて避難場所に行くほうが危険ですから、行く必要もありません。そして、だからこれはぜひ、正確に把握をしてもらいたいと思います。