大阪府 新型コロナウイルス過去最高155人の感染を確認 吉村知事「確実に市中感染が広がっている」
新型コロナウイルス対策本部会議
大阪府 新型コロナウイルス過去最高155人の感染を確認 吉村知事「確実に市中感染が広がっている」
大阪府は28日午後、府民や施設に呼びかける新たな対応方針などの協議を行う「新型コロナウイルス対策本部会議」を大阪府庁で開いた。 【中継】大阪府が新型コロナ対策本部会議 感染者増で今後の対応は(2020年7月28日)
検査数が2081件、陽性率は7.4%
会議冒頭で吉村洋文知事は、同日の陽性者が155人だったことを明かした。一日の陽性者数としては過去最高の数字になるという。また、陽性率は7.4%、検査数が2081件で、検査数が2000件を超えたのは初めてであることを明かした。 吉村知事は「第一波と違って陽性者の内訳、数だけみれば確実に市中感染が広がっているという状況です。特に20代30代の若い方を中心として夜の街関連と言われている場所で広がってきている。それが大阪市外、高齢者や広い年代にも徐々に広がってきているのが現状と思っています」と述べた。
「ピンポイントな対応をとっていくことが重要」
また、行動形態、大人数で集まって唾液が飛び交う環境で飲食といった環境で広がってきていることを指摘し「エリアの特性も見えてきている状況です。これからの方策をどうするのか決めていきたい。社会経済も動かしていかなければなりません、大阪におけるコロナの影響での雇用、失業、そして経済状況も厳しい状況になってきている」と続けた。
感染も徐々に広がってきており、大阪府にとっても非常に難しいかじ取りになるが、吉村知事は「すべての社会経済をとめればいったんは感染はおさまると思いますが、こういう状況になっていることを考えても、またいつかは復活しなければならない。ある程度感染のホットスポットがみえてきているので、そこに対してのピンポイントな対応をとっていくことが重要だと思う」と話していた。