大阪府・吉村知事が定例会見7月29日(全文2)90万件といえどまだ足りない
8月4日、タイムラインに基づいた訓練実施
台風最接近の48時間前から24時間前、1日から2日前ですけれども、避難しなきゃいけない人はまず避難場所の確認をやってもらいたいと思います。このころは天気がまだいい時期かもしれませんが、台風は必ず来るというのが見えている時期です。避難所は小学校とか中学校の公民館というよくある公の避難所だけじゃなくて、例えば安全な知人、友人、そういったところに避難するというのもぜひ、新たな選択肢として考えていただきたいと思います。 そして持ち出し品ですけど、非常時の持ち出し品、衛生管理用品なんかはその時点で準備をしてもらいたいと思います。特に今、コロナがありますから、飲料水とか食料品、普段ある非常用の持ち出し品に加えて、マスク、消毒液、体温計など、そういった衛生品が必要になってきますから、日頃から準備をしておいてください。 これを踏まえて、タイムラインに基づいた訓練を実施いたします。8月4日、訓練をします。11時15分から実施、台風接近に伴う風水害が発生したという想定です。この訓練には僕自身も参加します。訓練の中身としましては、この台風最接近時の事前準備のタイムラインが果たして適切かどうかの検証、この訓練をいたします。災害警戒本部の開催ということであります。 もう1つは新型コロナウイルスがありますので、このコロナウイルスの感染症の中で、その対策として市町村に避難所の開設準備の呼び掛けとか、府民へのマスク、体温計の準備の呼び掛けとか、新型コロナウイルスに対応した災害危機が起きたときの訓練ということも、これは当然含めて実施をしてまいります。タイムラインに沿った対応というのを実施できるように、しっかり訓練をしていきたいと思いますし、府民の皆さんもご協力をお願いしたいと思います。僕からは以上です。
90万人超という利用者数への受け止めを
司会:1カ所、最初に資料の誤植がございましたので訂正をさせていただきます。大阪マイルの運用開始ですけれども、8月17日金曜日となっておりますが、8月17日月曜日から運用開始ということで、ちょっと曜日を訂正、お願いしたいと思います。失礼いたしました。それではご質問をお受けいたします。ご質問のある方は挙手をお願いいたします。 読売新聞:すいません、読売新聞の太田です。冒頭発表がありました、大阪コロナ追跡システムに関してなんですけども、この2カ月で90万人を超える利用者ということなんですが、この数字の現状について知事、どう受け止めてらっしゃいますか。 吉村:90万人の方が登録していただいたということなので、やはり非常に府民の皆さんの感染防止に対する意識、これが非常に高い、強いことだというふうには思っています。ただ、これは1回登録したらそれで全て終わりじゃなくて、その都度、やっぱりその場にいたかどうかが問題なので、お願いする仕組みになっていますので、延べ件数90万件といえど、まだまだやっぱりここは足りないだろうな。足りないだろうなと思っている根拠としては店側の登録、これを増やしていかないとなかなか増えることにはならないと思うので、お店の、今、飲食店でいくと約1万店、施設でいくと2万店、全部の施設が2万店舗あります。 ですので、このお店の側の登録を増やしていくということも重要だと思っています。でも、協力いただいている皆さんは、メールアドレスを入れなきゃいけない仕組みにもかかわらず、これだけの多くの方が協力いただいているということに本当に感謝したいと思いますし、もっと利用しやすい仕組みに、われわれ側、提供側としては変えていきたいと思っています。