ノムさん“側近”元ヤクルト編成部長がドラフト成否を採点…「戦略型と独自路線型。90点は西武と日ハム、60点は楽天、ロッテだ」
また育成ではソフトバンクが史上最多の14人、巨人も10人を指名した。松井氏は、「両チームは3軍があり豊富な資金力のあるチームゆえにできる業。マネーボールではないが育成指名しなかった中日、一人に絞ったヤクルト、阪神のように効率性を求めるチーム経営方針があってもいい。巨人はFAなどで他から選手をたくさん獲ってきているが、一方で内側からもチームの生え抜きを育てたいという強い意志を感じる」という。 最後に松井氏は、2021年のドラフトをこうまとめた。 「阪神の佐藤輝明の苦悩を見ればわかるだろうが、問題は入った後にチームがどう育てるか、本人がどう努力するか。今回支配下、育成で指名された128人は、間違いなく選ばれたアマ球界を代表する選手たち。今後に注目したい」