女房役だった菅野メジャーへ、FA甲斐獲得か…巨人・小林が戦力外危機「それでも将来明るい」特殊事情
菅野智之のメジャー移籍、大城卓三がFA権を行使せず残留、ソフトバンクの甲斐拓也を獲得か……。 【生々しい!】愛車ポルシェが自転車と衝突…巨人・小林が起こした「衝撃の事故現場」写真 巨人をめぐるこうしたニュースが現実となれば、戦力外の危機に瀕しそうな選手がいる。捕手の小林誠司(35)だ。 いったいどういうことだろう。 「小林は菅野と相性が良く女房役でした。今季、菅野が先発した24試合はすべて先発マスクをかぶっています。小林が出場した42試合の6割近くになる。菅野がメジャーへ移籍すると当然、出場機会は激減するでしょう。 同じ捕手の大城が残留のうえ、FA宣言した甲斐をソフトバンクから獲得すれば、小林の存在意義はさらに薄まります。巨人での小林は、大城、岸田行倫につぐ『第3の捕手』という立ち位置。甲斐が加入すれば、ますます立場が危うくなるんです」(球団関係者) ◆〈ガムシャラに自分らしく〉 小林は来季で36歳となる。若返りを図るチーム事情も影響し、現役続行できるか危うい状態なのだ。本人も厳しい現状を理解しているのだろう。11月12日付の『スポーツ報知』では、菅野のメジャー挑戦に触れこう語っている。 〈僕自身ももがいて頑張るしかない。もがいて、ガムシャラに自分らしくやっていきます〉 それでも小林の将来は明るいという。背景には特殊な事情がある。 「阿部慎之助監督は打力の弱い小林に物足りなさを感じる一方、リード面は高く評価しています。小林はベンチで大きな声を出しチームを鼓舞し、若手捕手へも積極的にアドバイスしている。来季の出場機会は減少するかもしれませんが、引退後もコーチとして残ってほしいという声が強いんです。将来は明るいですよ。 FAで甲斐を獲得すれば、小林はプロテクトされずソフトバンクへトレードされるのではという報道があります。ホークスに移籍すれば、出場機会を与えられ小林にとって良いように思われる。しかし近い将来に指導者になることを考えると、ベンチを温めることが多くなったとしても巨人に残留したほうがメリットが大きいでしょう」(スポーツ紙担当記者) 現役続行には黄色信号がともる小林だが、「第二の人生」は前途洋々のようだ。
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