大阪市・松井市長が定例会見2月4日(全文1)保健所にワクチン専任チームを設置
原則、施設で接種するのか
朝日新聞:朝日新聞の笹川です。ワクチンの関連で、今少し言及ありましたけれども、高齢者施設に関しては、会議の中でも市長が、自宅に送っても届かないから施設に送るようにというような指示もされていたかと思いますけれども、原則として施設で受けてもらうというのを今イメージとして持っていらっしゃるということでいいんでしょうか。 松井:だって自宅にいれないから施設にいるんでしょう。それは施設で打たないと。自宅に戻ってもらうわけにはいかないし。やっぱり施設に入ってるということは、なんらか基礎疾患あるから入っているわけですから。そういう方は集団接種場には来れないでしょうから。基本やっぱり施設で受けていただくということになります。 朝日新聞:すると高齢者が一段落したあとになると思いますけれども、以前からお話の出ている、勤務地で接種ができるようにするかどうかという、この点については検討をどのように進めていくお考えでしょうか。 松井:これはきのうも市長会会長からそのようなご意見がありましたけども、きのうの府のワクチン接種会議の中で僕が申し上げたのは、まずはやはりリスクの高い高齢者を完璧にみんなで終わらせようと。それと並行してはできないわけですから。だからそれは、勤務地で接種するというのは、これは集団接種というより個別接種がいいんじゃないかなというふうに僕は考えてますんで、そのやり方については、これは大阪府の健康医療部がさまざまな、要は市町村間をまたぐわけだから、対応を考えると思いますけれども、ちょっと時間を掛けてやればいいんじゃないかなと思います。 朝日新聞:分かりました、ありがとうございます。 司会:大阪日日新聞さん。
在宅介護などへの目配りも必要では
大阪日日新聞:大阪日日新聞の木下です。今の高齢者へのワクチン接種の関連ですけれども、PCR検査のときにもお聞きしたんですけども、施設のほうは、名簿作りなんかも今日、指示されてたと思うんですけど、ある一定把握できて、いろいろ準備とか大変なところはあるとは思うんですが、名簿作りとかがうまくいけば、ある程度把握できると思うんですけども、在宅介護のほうですね。これは高齢者を全て完璧に終わらせるということになると、当然、在宅で介護されている方、あるいは独居の高齢者の方というところへの目配りも必要になるかと思いますが、その辺りはいかがお考えでしょうか。 松井:在宅で介護されてる、その状況にもよりますけど。在宅の皆さんというのは、かかりつけ医が必ずいるはずです。そこで、在宅ですから、かかりつけ医が往診してるはずなので。これはかかりつけ医制度の、インフルエンザ接種の制度の中でなんらか対応をしていきたいというふうには思っています。まず全ての高齢者の皆さんに接種についてのクーポン券が届いていくわけで、そういう中で、高齢者の置かれている状況によって、きめ細やかな対応を考えたいと、こう思っています。往診して打ってもらうしかないんでしょうね、だから、在宅の方は。 大阪日日新聞:その場合の、介護施設の方の介護従事者の方ですよね、介護職の方々への接種も優先的にやられるということでしたけれども、在宅の部分のほうもいろいろ回ってられて接種が必要だと思うんですけども、その辺の優先度というのはどのようにお考えでしょうか。 松井:これはもう高齢者施設、介護施設、障害者施設の皆さんに対しては、国からも優先順位、高い優先順位で接種するようにということが、通知が来ていますから、どの同様の対応といたしたいと思っています。施設の中、施設の従事者だけではなくて。要は訪問介護の従事者も同様です。 大阪日日新聞:ありがとうございます。 司会:次の質問をお受けいたします。関西テレビさん。