小池都知事が定例会見4月23日(全文2完)都の独自性も考えていく必要がある
都独自の要請は何か考えているのか
フジテレビ:フジテレビ、小川です。緊急事態宣言の措置については今晩発表とのことなんですが、都独自の要請などというのは、何かお考えのものはありますでしょうか。 小池:いろいろ協議をした上で進めてきているわけでありまして、この間も都として感染拡大防止のための策など、それこそ国と協議をしながら進めてまいりました。都独自ということについても、都の独自性ということもさまざま考えていく必要もあろうかと思います。それらにつきましても後ほどお伝えしていきたいと思っております。
6000床確保時期の見通しは
TOKYO MX:TOKYO MXテレビの相模と申します。病床の確保について伺いたいんですけれども。きのうのモニタリング会議の中で、最大となる6000床の確保に向けて準備の要請をしたというふうにありましたけれども、実際に6000床が確保される時期、見通しありましたら教えてください。いつごろになりそうかという。 小池:これについては、これまでも各医療機関のほうにお願いを申し上げてまいりました。また、国とも連携しながら、さまざまな医療機関がありますので、さらに積み増しということで日々増やしていくということであります。すでに確実に確保されていたり、また、都立、公社など、人員をうまく連携させながら進めているところであります。そして何よりも病床をいかにして有効に活用していくか、そのためにも、今ご紹介をいたしましたような方法も含めて進めていきたいと考えています。
東京五輪への影響をどう考えているのか
NHK:NHKの成澤です。オリンピックについてお伺いしたいんですけれども。今日であと3カ月というタイミングなんですが、そうした日に緊急事態宣言の発出というのが決定される見通しになっています。緊急事態宣言が出されれば、スポーツなどの大型イベントなどに、原則、無観客でやってほしいと要請するようなことになると思うんですけれども、そうした中で組織委員会も観客の上限の決定を先送りするという考えも示しています。オリンピック・パラリンピックへの影響について、緊急事態宣言の影響について、知事はどのようにお考えでしょうか。 小池:緊急事態宣言、他の国と比べますと日本全体の数字っていうのは、ワクチンをすでに、かなり接種が行われている国などはちょっと様相がまた、次の展開になっておりますけれども、全体からいたしますと日本の感染者数などについては、まだまだ低いという状況にあります。そういう中で、state of emergencyという英語というのは、かなりきつい響きになってくるわけですが、ただ、そういう中でやはり安心・安全な大会を開催するということについては、何よりもこの時期に、また、特に変異株がこれからますます増えてくるであろうこの首都圏において、今しっかりと抑え込んでいくということが重要であります。ただ、今回もうすでに緊急事態宣言の発出ということでスタートしておりますので、今回、都民、事業者の皆さんの協力、ご理解とともに、まずコロナ対策を、抑え込んでいくということにふさわしい、そのような状況にしていきたいと考えております。 一方で、もうすでに切符なども売られたところがあって、その措置が、なかなか急な話で間に合わないとか、現実にはいろいろあろうかと思いますけれども、さまざまな工夫をしていただいて、すでに大きなスポーツの観戦なども、徹底した、例えばビールを売らないとか、それから飲食を伴わないとか、いろいろ工夫もしていただいています。また、帰り際のとき。むしろそこの場よりも、そのあと終わってから飲みに行ったりっていうようなことになって、そこからと思われるような状況が考えられるわけであります。 いずれにしましても、この開催については引き続きIOC、IPC、国、組織委員会などと連携して、どのような形が一番、最もふさわしいのか。そのためにも、この時期にもしっかりと抑え込んでいくのが都民の皆さんの健康、命を守るだけでなく、いろいろな経済活動も含めて安心できるような状況にするというのは、一番重要なことではないだろうかというふうに考えております。じゃあ最後で。