モルディブ版「こういうのがいいんだよ」は、1室2名16万円からのシャンパン付きオールインクルーシブでした
寒い冬を抜け出して南国バカンスに出るならどこがいいか? まったくの異世界を望むなら、やはりモルディブは鉄板です。そして、島でとことん解放的になるには、オールインクルーシブのリゾートが間違いない。理想の条件を満たす「オーゼン ライフマードゥー」と「オーゼン リザーブ ボリフシ」を、2回連続でご紹介します。 モテる宿にはワケがある
格好つけない自分になれるリゾートへ
忙しない毎日から飛び出し、何も考えない抜け殻みたいな時間を過ごす。ただお酒を飲んで、ほろ酔いで青い空と海を眺める。欲しいのは、まるでダメ人間なバカンス。 大人にそんな贅沢なユルさを与えてくれる旅先といえば、モルディブでしょう。インド洋に浮かぶ26の環礁と約1200の島々からなる群島国であるモルディブ。眩い海に囲まれ、人々のムードも時間の流れも、世界トップクラスにゆったりしています。国の一大産業は観光であり、基本は1島1リゾート。その数は170以上にのぼります。 「ソネバフシ」「ソネバジャニ」「ワン&オンリー リーティラ」「シュヴァル ブラン ランデリ」「ザ・リッツ・カールトン」などなど、モルディブにはあらゆるラグジュアリーリゾートが集結。来年はついに「アマンモルディブ」も開業します。それらはもちろん素敵でカッコいい。 でも、この大らかな国で、“ユルさ”を極めるのもひとつの正解。辿り着いたのは、「モルディブこそオールインクルーシブがいい」という結論でした。その気持ちへ導いたのは、「オーゼン ライフ マードゥー(OZEN LIFE MAADHOO)」と「オーゼン リザーブ ボリフシ(OZEN RESERVE BOLIFUSHI)」。
「OZEN」はモルディブ発のブランドで、前者は2016年に、後者は2020年に開業しました。ともにお酒も料理もすべて宿泊費に含まれる完全オールインクルーシブ。前者の方が手頃で、後者はよりラグジュアリーな造りです。 今秋、4人でこの2軒に3泊ずつ泊まり、私たちはモルディブのオールインクルーシブに目覚めてしまった。メンバーにはモルディブ20回以上、10回以上の猛者もいて、筆者は3回目。そんな私たちがいままで泊まったリゾートより手頃な「OZEN」を体験して、「ここでよくない?」と思わず発言。漫画『孤高のグルメ』の名言、「ほー いいじゃないか こういうのでいいんだよ こういうので」をモルディブで感じてしまったのです。