大阪府・吉村知事が定例会見2月18日(全文3)解除要請も3府県一体で
五輪組織委会長に就任見通しの橋本氏に期待することは?
読売新聞:最後、すいません、発表案件以外で1点。橋本五輪担当大臣が菅総理に辞表を提出されまして、東京五輪パラリンピックの大会組織委員会の会長に就任される見通しになりました。菅総理は後任の五輪担当大臣には丸川参議院議員、元、経験された方ですけど、起用される方針という報道が出ているんですけど、知事として期待されることが何かありましたらお願いいたします。 吉村:橋本新会長はオリンピアンとしても非常に実績のある方ですし、世界的にも知れた方です。また、政治家としても長く政治もされていますので、そういった意味では森会長のあと、こういったあとですから、非常にかじ取りは難しいと思いますけれども、ぜひかじ取りしっかり頑張ってやっていただいて、その活躍を期待したいと思います。 読売新聞:ありがとうございました。 司会:次のご質問をお願いします。
淀川大堰の閘門設置、実現可能性は?
朝日新聞:朝日新聞、久保田です。細かいところで恐縮なんですが、淀川大堰の閘門設置に関して今回、予算を付けられました。国のほうではまだ予算決定が出されておらず、金額としては決定されてないわけですが、実現可能性としてどのぐらいを見込んでいるのかということと、今の調整状況を教えていただければなと思います。 吉村:これは国直轄事業になります。もちろん国直轄事業といっても地元ですから、大阪府の意向というのが非常に重要になってくるわけですけれども、ここについては大阪、2025年大阪・関西万博までにぜひ設置を完成させたいというふうに思っています。これについては国も、その方向については理解をしてくれているというふうに思っています。ですからこれについては国と協力をしながら、2025年大阪・関西万博にある意味関連するものとして、ぜひ実現をしていきたいというふうに思っていますし、実現可能性は高いと思っています。そういった意味で府も予算を運用したいということです。 なかなか大阪って川のまち、水都といわれて非常に、淀川なんてもともと歴史的に見ても非常に大阪の成長ということで源泉になった淀川でもありますし、海と近い、港湾ですね、水都大阪といわれるだけあって、やはり海の魅力もある、水都の魅力がある大阪が万博をまさに人工島・夢洲でやるわけですから、そこにIRも来ます。そう考えたときに、さっきの中之島のゲート、サウスゲートもそうなんですけど、趣旨は僕の中で一緒なんですけど、海のエリアと内陸部をつないでいくっていうのが、僕はこれから大阪の成長に非常に重要だと思っています。 そういったときに、淀川の大堰の閘門事業、これを設置することによって、ある程度の規模の船が、そのまま北上できる。枚方なんかでもまちづくりを今、してるんですけど、枚方にもこれは当然つながる。そして枚方からそのまま淀川で行けるわけですから、夢洲まで、IRも含めて。北にどこまで上っていけるかっていうのはいろいろちょっと議論があるところですけれども、京都の南、南部エリアぐらいまではいけるんじゃないかと、船の形とかによってはね。