大阪府が来年度の当初予算案を発表 吉村知事「コロナを乗り越え、成長する大阪へ」
大阪府は18日、一般会計の総額が約3兆5千億円となる2021年度の当初予算案を発表した。同日行われた定例会見で同予算案の内容を説明した大阪府の吉村洋文知事は「今回の予算についてはコロナを乗り越え、成長する大阪へということを大きな予算の骨格にしていきたい。徹底的にやっていきます」と述べた。 【中継録画】大阪府・吉村知事が定例会見（2021年2月18日）
発表などによると、2021年度の当初予算案の一般会計総額は約3兆5086億円余りで、2020度当初予算と比較すると8718億円の増加となり、過去最大となった。 一方で、税収は新型コロナウイルスの影響などで2137億円減少の9939億円を見込んでいる。このため大阪府では、府債の発行を2020年度の当初予算より1659億円増やし、財政調整基金から935億円を取り崩すとしている。
吉村知事は会見で「今回の予算について大きな方向性は『コロナを乗り越え、成長する大阪へ』ということを大きな予算の骨格にし、徹底的にやっていきます。ワクチンが届くようになり、新年度は希望の持てる年にしていきたい。しんどい状況も続いてますが、ワクチンをゲームチェンジャーとしてコロナを乗り越え成長していく大阪府の予算を編成していきたい」と話していた。
