立憲代表選 立候補4氏が会見(全文4完)日米地位協定の改定を試みたい
日本の原発には致命的な欠陥が
もう1つ、日本の原発には致命的な欠陥があります。それは2011年以前、日本の原発は過酷事故が起きないことを前提にして全国で立地をしました。ということは過酷事故が起きたときの避難計画作れない原発が多いんですね。でも3.11以降、間違いなく日本の原発も過酷事故が起きるということを政府は認めておりますので、過酷事故が起きるにもかかわらず避難計画が作れなければ、これは国民を危機にさらしたまま原発を稼働することになってしまいます。そういった意味も含めて一日も早い原発ゼロ社会、これを目指す必要があると思っています。先ほど泉さんが言った後段のところ、エネルギーの新しい供給とか、需要と供給のいろんな技術を考えるっていうのは、これは当然のことだと思います。 司会:ありがとうございました。それでは最後に各候補者から一言ずつまとめの発言をお願いしたいと思います。1人1分でお願いいたします。それでは届け出順に逢坂候補からお願いいたします。
チームを強くするための紅白戦
逢坂:皆さん、今日はありがとうございました。今日を皮切りに12日間、さまざまな論戦が進んでいくと思います。私は論戦をするときにやっぱり明るさとか、元気とか、わくわく感とか、そういうのが大事だと思っているんです。そういうことを踏まえて12日間しっかり戦っていきたいと思います。私の経験からすると、やっぱり人への投資、これが社会を変えていくんです。人へしっかり投資をして人に配慮した社会をつくっていくこと、それを立憲民主党の代表として確実に進めていきたいというふうに思います。皆さん、頑張りますのでよろしくお願いいたします。 小川:今日はありがとうございました。政権の受け皿たる野党第1党をつくりたいと思います。そして長年放置してきた構造問題に本格的に取り組む次世代の政治をつくりたいと思います。そこで鍵になるのは対話と、そこから生み出される国民との信頼の絆だと思っています。そういう取り組みを進めていきます。 この10日余り、赤組、白組、黄組、緑組に分かれて紅白戦やりますけれども、これはチームを強くするための紅白戦でありまして、ちょっと言い方はあれですが、敵でもなんでもない、本当に仲間です。楽しく和気あいあいと前向きな、しかしエキサイティングな論戦を戦わせるように、私も微力ですが全力を尽くしたいと思っています。ありがとうございました。 泉:立憲民主党はしっかりと敗北を受け止めます。そして反省をして、前に向いて、新たに歩みを進めていきたいと思います。反省をするというのは並大抵なことではありません。しかし国民の期待にあらためて応えていくために新しい立憲民主党をつくっていきたい、そう思っています。あらためて私は普通の安心が得られる社会、そして人に優しく持続可能な資本主義、新自由主義とは違う考え方でこの立憲民主党がまとまり、そして細かな地域課題にも、国会議員、自治体議員、みんながそれぞれ全国各地で取り組んで、人に寄り添う立憲民主党、国民のために働く立憲民主党、これを絶対につくっていきたい。その延長線上に間違いなく、皆さまに期待され、そして政権を担える政党、立憲民主党が新たに誕生する、そう思っております。どうかお力をいただきたいと思います。