立憲代表選 立候補4氏が会見(全文3)公助を整え、自助を発揮しやすい社会に
立憲民主党の党代表選挙に立候補した逢坂誠二元首相補佐官、小川淳也国会対策副委員長、泉健太政調会長、西村智奈美元厚労副大臣の4氏は19日午後、共同で記者会見を行った。 【動画】【立憲民主党代表選】立候補した逢坂・小川・泉・西村4氏が会見(2021年11月19日) ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「【立憲民主党代表選】立候補した逢坂・小川・泉・西村4氏が会見(2021年11月19日)」に対応しております。 ◇ ◇
調和解決力を挙げたい
泉:私は調和解決力、調和解決力というのを挙げたいと思います。例えば多くの国民の皆さん、困っている方々から議員立法を作ってほしいと、そして一方では、役所のほうは、そういった法律は難しいと、こういう両方の考え方があるときに、市民の声と役所の事情というものを両方うまく重ね合わせて法律化していく、こういう活動をずっと国会でも続けてきました。国会の中では、今度は党内では、例えばAの政策に対してBの考え方、Cの考え方と、こういうものがあって行き詰まっているときに、これを調和させて解決をしていく。まさに党の政策を担ってきた中で、こういう場面を何度も体験し、また、解決をしてきました。やはり答えを出してみんなの力で前に進めていくと、こういうことについては、これまでも繰り返しやってきたという自負がありますので、ぜひこれからも生かしていきたいと思います。 司会:ありがとうございました。では次の質問どうぞ。 A:じゃあ2列目の3人目の方と4列目の後ろの方いきましょうか。 司会:はい。2列目の3人目の方と、その後ろの方。 A:その後ろの男性の方。 司会:2人続けていかせていただきます。どうぞ。
自民党との明確な政策的な対立軸は
東京新聞:東京新聞の【井上 00:51:55】と申します。先ほど党勢回復に向けた質問の中で、聞いている限り、党のイメージ論だったり戦略論、組織力のような話が目立って政策的な話が出てこなかった印象を受けたんですけれども、そのあとの質問では政策のウイングを広げるとか私たちは何者なのかという言葉も出ました。その関連で伺いたいんですが、政権交代を訴えていく中で、訴えていくための自民党との明確な政策的な対立軸、そこはなんだとお考えなのか、お聞かせください。 司会:それでは逢坂候補からお願いいたします。 逢坂:自民党との明確な対立軸、私は人への投資だと思っています。先ほど冒頭に私が教育の話をしましたけれども、教育にしっかり投資をするということは、例えば経済の問題とか地域の課題とか、あらゆるものを解決していくスイッチになるんですね。ところがそのことが分からずに足元の利益のことばかりを気にしているように私には見えるわけです。だから人への投資をきちんとやること。今回、岸田さんも分配政策に力点を入れるかのような雰囲気でしたけど、結果的にそれは実現できないわけですから。分配政策をやる、これも人への投資です。人への投資をしっかりするっていうのが私は違いだと思います。 小川:非常に、さっきも申し上げましたが、国家主義的な強者の保守政治か、普通に暮らす人々の立場に立った、共感を旨とした、対話を旨とした、リベラルな気風を基調とする政治か、これは私は自民党との対立軸として明確に立ち上らせていきたいと思っています。ただ、ごめんなさい、もう一言だけ。日本社会は基本的に昭和の右肩上がりの時代を基調として設計されています、原型が。そして平成の30年、その前提が変わったにもかかわらず、大きく自助努力と自己責任のまま放置された社会制度がそこら中にある。これは、新たな時代にふさわしい公助を整えて、しっかりとむしろ自助を発揮しやすい社会にしなきゃいけない。こういう歴史的な対立軸。これも次世代で埋め合わせていかなきゃいけない課題だろうと思ってます。