小池都知事が定例会見6月11日(全文2完)聖火リレーは感染状況を踏まえ判断
都市ボランティアも接種可能か
日本テレビ:日本テレビです。都庁の北展望室に設置するワクチン接種会場のことでお伺いいたします。医療従事者および東京2020大会の関係者ということになっていますが、まずこの医療従事者というのは東京都、いわゆる自治体が進めている、2月から始めている医療従事者の方で、まだ都内で受けていらっしゃらない方もここで受けられるという意味なのかどうかということと、あと東京大会で大会ボランティアですとか、いわゆる都市ボランティア、東京が募集している都市ボランティアもここでの接種は可能なんでしょうか。 小池:まず今日申し上げた、この北の展望室での接種会場でありますけれども、基本的にファイザーでIOCから提供をされたものを活用するということであります。それから、それと医療従事者の方々、受けておられない方、若干おられるということで、そちらも対象として含んでおくということ。それと大会の会場や、また選手村で働かれる、また選手の皆さんと近い場所におられる方々から順次接種をしていこうということであります。 先ほどから5会場ということを申し上げましたし、また東京都にはさまざまな企業があります。これが職域として名乗りを上げておられます。その数だけでも数百万になるかと思います。それらの皆さんがそれぞれの場所で、自分の会社であったり、それからその企業の傘下におられる方々など、そういった方々がそれぞれ受けられると。 先ほどのご質問はオリンピック・パラリンピック絡みだと思いますけれども、ワクチンはもうとにかくできるだけ早く、いずれの場所においても確実に安全に受けられる体制をつくっていくというのが、まさにゲームチェンジャーとしてのワクチンの重要性という、その点に鑑みての都としての役割だというふうに感じております。
国の大規模接種センターで全国から予約受付方針。受け止めを
TOKYO MX:TOKYO MXテレビの相模と申します。国の大規模接種センターについて伺いたいんですけれども、予約が埋まらないということで、全国からの予約を受け付けるという方針なんですけれども、今、都としては都県境を越えないようにという呼び掛けをされている中でこういった方針が示されたことについて、どういうふうに受け止めていますでしょうか。 小池:ワクチンを受けることによってそれらのさまざまなコロナの対策で変更が、今後生じることはあろうかと思います。そのためにもそこは感染しない・させない、それを守っていただいた上でお越しいただければというふうに思います。また、そのように遠くからもワクチンを受けたいという方々というのは非常に警戒をしているからこそお越しになるのではないかなと想像いたします。いずれにしましても、近い場所でも遠くでも早く受けられるならということで、いろんなお考えの中でワクチンの接種がより速やかに進んでいくということになればと思っております。 ちなみに都の築地会場のほうはきのうまでが3000、今日は5000と、これはもう警視庁であるとか東京消防庁とか、組織として分かっているわけですね。よって、区市町村との重なり具合などもあとで整理をしやすいとか、そういった利点もあります。何よりもそういう安全を守る方々にいち早く受けていただくというのも大きなメッセージになっているかと思います。 最初はロットごとに登録番号があってとか、クーポンがないととか、いろいろ、あと年齢制限とかありましたが、どこかの時点からはそれをとにかく確実に早く受けていただくと。クーポンで整理をするのは医療機関への支払いとか、市町村での支払いとか、お金絡みの整理につながる場合が多いわけですけれども、そこも基本的には日本全体のコロナ対策として進めていくということであるならば、いろいろな課題はあとでいろんな知恵で整理をしていく必要もあるのではないかと思います。