パブリックビューイング「感染リスク高まる」 尾身会長、五輪関連イベント警戒
政府コロナ分科会の尾身茂会長は28日、記者会見し、東京五輪・パラリンピックについて「感染のリスクはスタジアム内ではなくて、むしろ地域、一般のコミュニティーにあると思う」と語った。さらに「規模、注目度において普通のスポーツイベントとは違う。地域で色んなイベント、パブリックビューイングなんかもそう。そういうものがあると人々の接触、感染の機会が増えて、感染が拡大するリスクが高まると思う」と続け、競技会場以外で行われる関連イベントへの警戒を露わにした。 【図解】3回の「緊急事態宣言」の違い
会見で、尾身会長は感染力が強いとされる変異ウイルスが広がっている現状を説明しながら「いま求められるのは地域での感染につながる地域での接触機会を極力最小化すること」と主張。「その目的を達するために、国と自治体がしっかりとした対策を出して、それに国民市民が協力することが感染対策として必要だと思う」と述べた。