小池都知事が定例会見6月11日(全文1)都庁北展望室に大規模接種会場を設置
東京都の小池百合子知事は11日午後、都庁で記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「大規模ワクチン接種の推進本部設置、東京都・小池知事が定例会見(2021年6月11日)」に対応しております。 【動画】大規模ワクチン接種の推進本部設置、東京都・小池知事が定例会見(2021年6月11日) ◇ ◇
なんとか400人は切ってきている
小池:はい、じゃあよろしくお願いします。 産経新聞:それでは知事の定例記者会見を始めます。初めに知事からお願いします。 小池:今日は3点お伝えをいたします。まずコロナであります。きのうモニタリング会議開きました。49回だったと思います。感染状況と医療提供体制、ともに赤い、最高レベルということで変わっておりませんが、ただ、新規陽性者数を7日間平均で見ますと、391.7人ということで、なんとか400人は切ってきていると。前週比、前の週の、比べますと82.4%。ただ、ここはまだ80%台が続いておりまして、全体で見ると国の基準ではステージ3に、4の部分があったんですけども、項目には。それが基本的に多くがステージ3に入ったということでありまして、そういう現状認識です。 それから第3波の、この数字が第3波の爆発的な感染拡大の前とほぼ同じ水準なんですね。よって十分に下がり切っていないという考え方が重要かと思います。変異株の流行、そして人流の増加の状況を踏まえますと、これがきのうも専門家の方々から、先生からもお話ありましたように、リバウンドがいつあってもおかしくありませんよというくぎを刺されたところであります。引き続きの厳重な警戒、その意識を皆さんと共有したいと思います。
大規模ワクチン接種等推進本部を設置
こうした状況を変えていくのが、何度も言っておりますようにゲームチェンジャー、ワクチンであります。ワクチンの接種のスピードをさらに加速させるということで、全庁を挙げて取り組んでいく、そのプロジェクトチームとして大規模ワクチン接種等推進本部、これを設置いたしました。担当副知事、2人入っておりまして、理事2名をはじめとする総合調整チームでスピード感を持って取り組んでいくという、そのような都庁内の組織をしっかりとしたわけであります。 都内5会場などで検討しております、この大規模接種の実施に向けましては区市町村の接種計画、そして地域のバランスなどを考慮しながら具体的な調整を進めてまいります。また企業、大学などにおける職域ですね。これ、国にまず申請をして、それが都のほうに伝えられてまいりまして、その辺りを連絡、調整を行うというのが役割ということです。 都の大規模接種については、今、築地で行っております。今日からはPer dayで5000人という、そのようなスピード感でやっております。まず都の大規模接種について、6月の18日の金曜日から都庁の北展望室、こちらを活用して大規模接種会場を設置いたします。ここではワクチン接種をもちろん、いっそう加速させていくと。そして安全・安心な東京2020大会の実現に向けるということから、医療従事者の方々や大会組織委員会からの依頼を受けまして、IOCから追加でファイザーからのワクチンを提供していただくわけですけれども、対象として審判の方、選手の方はもうすでに受け始めていますよね。で、審判の方、それから選手村とか会場などで選手と近い大会関係者。こういった方々が接種の対象になって、この45階の展望室のほうでワクチンを受けていただくということです。 じゃあ誰が打つのかということになりますと、これは大会組織委員会のご協力の下で、スポーツドクターの方などにもご対応いただくと。引き続き歯科医師会や、日本歯科医師会、東京都歯科医師会、東京都看護協会、それからそういう組織に入っておられない方もたくさんおられて、有志の医療従事者の方々も手を挙げていただいております。こういった方々に接種の業務にご協力をいただくという、そのような体制であります。 それからもうすでに進めていますけれども、それぞれ区市町村などもいろんな工夫をされていますけれど、高齢者へのワクチン接種についてはさらに加速化をする。早期に完了させるために、東京都新型コロナウイルスワクチン接種促進支援事業、こちらのほうを開始いたします。