小池都知事が定例会見3月19日(全文1)リバウンドさせてはいけない
各都税事務所の待ち人数をリアルタイム配信
さて、来月から新年度となります。さまざまな手続きのために都の窓口などをご利用される方が多いと思います。コロナ禍で密の状態をつくらないことが必要です。そこで混雑緩和に向けた取り組みについて今度はお伝えをしてまいります。 まず今日からですけれども、各都税事務所ごとの待ち人数を、主税局のホームページ上においてリアルタイムで配信をいたしますので、ご自宅にいながら確認できるようになっております。今、待ち人数これだけですよということで、それを見計らってお出掛けいただくことになります。それから窓口を訪れたあとは、スマホなどを使って窓口で発券した番号札にあるQRコードを読み取ると、ご自身の順番がリアルタイムに確認ができるということで、この間、じっと都税事務所で待つという必要はなく、それによって通知が来るということで、有効な時間をお過ごしいただきたいということです。そのほか、タッチレスな手続きとして、そもそも窓口に来なくても、郵送による各種証明書の発行申請の受け付け、スマートフォン、決済アプリで納税など、納税ができるという、そのようなシステムもご用意をいたしております。有効にご活用いただきたい。 それから都営地下鉄でありますけれども、これまで都営交通アプリというのを、列車別に混雑予想情報を提供してまいりました。これはまさに都が有しているデータですね。ビッグデータ。これをこのような形で、混雑予測情報ということで提供してきております。3月24日、来週からですけれども、新たに車両別情報の提供も開始をいたします。つまり何号車がすいているという話になるわけでありますけれども。このほかの施設などの混雑情報についても順次発信をしていきますので、これらもぜひご活用していただきたいと思います。
感染者数を後戻りさせない
これら、都が有しているさまざまなデータをできるだけ提供すると。オープンにすると。それによってさまざまな民間機関などでもこれを活用して、ロンドンの地下鉄などもそうです。ほか、各国でもこのようなサービスを提供するのは、公(こう)、公(おおやけ)が有している情報、データを提供することによって新しい便利なツールが出来上がってくる、アプリができるという、そういう1つの例でもありますが、東京都は積極的にこれらのことを進めております。 冒頭、コロナについてお伝えしましたけれども、繰り返し申し上げます。ここはコロナの感染者数をリバウンドさせてはいけない。そのためには基本的な感染防止対策の徹底、これに戻ること。しかしここで感染者数を後戻りさせないという、そのことはよろしくお願いを申し上げたいと思います。 続いて、もう1点のお知らせでございますが、「Web Summit Tokyo」、この開催決定をお知らせいたします。この「Web Summit」でありますけれども、世界中から投資家、スタートアップ、グローバル企業などが集まる、世界最大級のテクノロジーカンファレンスになっています。今はリスボン、ポルトガルのリスボンで毎年開催をこれまでされてきたわけですが、今回、国と連携しまして誘致を進めて、東京での「Web Summit Tokyo」を新たに開催することが決定したということであります。時期ですけれども、2022年、来年9月上旬、3日間にわたってリアルとオンライン、両方、これハイブリッドと呼んでいますけれども、リアルとオンラインのハイブリッドで出開催の予定をいたしております。メイン会場は有楽町の東京国際フォーラム。ここを中心に複数のエリアで展開をしてまいります。 そして昨年12月にオンラインで開催された「Web Summit」には、私もオンラインで登壇もすでに果たしております。東京のビジネス都市としての魅力について、この「Web Summit」を通じて発信いたしました。ここには世界約170カ国から10万人が参加するという、大変大きなイベントなんですね。スマートシティやヘルステック、健康とテクノロジーですね。ヘルステック、サステナビリティー、こういったことをテーマにしまして、テクノロジーによる社会課題の解決を目指して、大変活気に満ちた議論が行われております。ぜひ「Web Summit Tokyo」、これを産学官の連携の下で開催しまして、世界中の魅力的なスタートアップやグローバル企業などを巻き込んで、新たなイノベーションの創出につなげていきたいと考えております。戦略政策情報推進本部が担当しております。私からは以上です。