小池都知事が定例会見3月19日(全文1)リバウンドさせてはいけない
ホテル療養生活がよくわかる動画を作成
小池:ということで、ホテルでまず隔離、療養をしていただくわけでありますけれども、見える化っていいましょうか、こうやってご覧いただくことによって、ホテルで安心してその間、生活できますよというお伝えであります。都の職員がそれぞれのホテルで、皆さんへのお弁当出しの準備であったり、それから実際に感染してこのホテルに入られる方との接点にはなりませんけれども、いろんな事務も含めて作業に当たっておりまして、それぞれの局、オリ・パラ局であるとか、いろんな局が順番順番で担当に当たって、都の職員、この1年ぐらいは、合わせますと約5万人の職員がこのホテルでの対応に当たっているということで、私は職員の皆さんにも本当にこの間、頑張ってもらっているなと感謝したいと思います。 それからこの動画、全部で7分ぐらい掛かるんですけれども、ぜひあらためて、もし万が一ホテル、感染したと、ホテル療養ですよといったときにはご覧いただく。もしくは、あ、こういうことになっているんだということを知りたい皆さんには、ぜひご覧いただいて、療養するお部屋の様子や食事の内容、それから必要な持ち物、24時間常駐する看護師さんの毎日の健康観察であるとか、あと急に具合が悪くなったときの対応など、実際の療養生活がよく分かる内容になっておりますので、今日から東京動画とかSNSでも発信いたしますので、ご覧いただきたいと思います。 それから保健所などを通じまして軽症者、そして無症状の方にこの動画ご紹介をしまして、さまざまな方法で周知をし、安全・安心なホテル療養ということで、これを活用していくことによって、病床を抑える、家庭内感染を抑えるということであります。
自殺防止の東京キャンペーンを実施
それで、コロナ禍で昨年、都内で、これは悲しいテーマであります。自殺に関係することであります。コロナ禍で、昨年、都内で自ら命を絶たれた方の数、おととしと比べますと、特に女性、そして若者が大きく増えているんですね。今後も自殺リスクの高まりが懸念されている、この状況に本当に心を痛めるばかりであります。 そこで現在、あらためて都で自殺防止の東京キャンペーンを実施しているところでございますので、あらためてお伝えをいたします。これは年度末に向けて相談事業と普及啓発、重点的に推進をしていくということです。まず卒業とか入学とか入社とか、人生の1つの節目を迎えるに当たって、一方で非常に不安であるという方々、都の相談ダイヤル、「こころといのちのホットライン」。番号にしまして「はなしてなやみ」となりますけれども、こちらのほうでご相談をお受けいたします。来週23日から27日までの間、この間は特に集中期間としまして時間を延長してお受けします。24時間体制でお受けをするということでございます。相談相手がいない方も、ぜひこちら、「はなしてなやみ」、こちらのほうにご連絡をいただければと思います。 続いて、同じく自殺防止についての普及啓発でありますが、悩みに気付き、お声掛け、話を聞く、そして必要な支援につなげて見守るという、自殺防止に必要な、とても重要な役割を担う人、この人たちのことをゲートキーパーというんですね。特別、資格が要るわけではありません。近くで悩んでいる人がいたら勇気を持って、大丈夫? っていって声を掛けていただきたい。そして、そこでこのゲートキーパーの役割について皆さんに知っていただきたい。皆さん、誰でもこのゲートキーパーになり得るという、そういう意味でご覧いただきたいと思います。 女性(VTR):つらい悩みを抱えていると相談するのは大変。そんなとき、あなたの声掛けが支援につながります。気付いたら声を掛ける、その勇気。今日からあなたもゲートキーパー。詳しくは「ゲートキーパー 東京都」で検索。 小池:ということで、こちらのほうの動画は今日から東京都の公式動画チャンネルのほうで掲載をしたり、また、テレビコマーシャルも行います。また、都におきましては失業、心の悩み、家庭問題などなど、コロナがもたらしたさまざまな苦悩、不安、悩み、これについて多様な支援機関が連携して相談をお受けいたしますので、どうぞお1人で抱え込まないで、ここへご相談をいただきたいと思います。