大阪市・松井市長が定例会見2月16日(全文2)IRで大阪が外れる確率は非常に低いと思う
大阪市の松井一郎市長は16日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「大阪市・松井市長「令和3年度の予算を説明する」(2021年2月16日)」に対応しております。 【動画】大阪市・松井市長「令和3年度の予算を説明する」(2021年2月16日) ◇ ◇
コロナは経済含め1年で収束するという認識か
大阪日日新聞:大阪日日新聞の木下です。今の財政に関連しまして、おっしゃったとおり、これまで市のほうはかなり厳格な運営をされて、それこそ財政調整基金なんかもためてこられたと思います。一方でちょっと今回の前提、予算の試算の気になったところで言いますと、新型コロナウイルス感染症については2021年度までの影響にするもの、1年間ということが前提になっておりますけども、これは1年間でもう収束するという、経済も含めてという認識でよろしいということでしょうか。 松井:一挙にコロナ以前の状況まで、例えば大阪の1つの産業の柱に育ってきた観光、インバウンド含めて、こういうものが一挙に戻るのかということでは、まだ復活途上にあるとは思いますけども、この最悪の状況というのは脱するというふうに考えています。例えば今年のような状況ね。これもう秋までにはワクチンが必要な方、希望される方にはワクチン接種が、完了をさせようということで今取り組んでいるわけだし、今、欧米でワクチン接種されていますけども、これはさまざまな報道の情報によると、ワクチンの効果というのは確実に表れているということなので、ワクチン接種が一通り済めば、今のコロナの状況からは回復基調に確実に変化をすると、こういうふうに考えています。
医療体制の強化は考えているのか
大阪日日新聞:分かりました。一方で、備えというのは必要だというふうにおっしゃっていたと思うんですけども、医療体制とかの部分ですけれども、例えば病院に対する減収の補填ですとか保健師を増やすとか、そういう医療体制の強化というところは考えられていませんでしょうか。 松井:医療体制については今、年末から中等症のベッドを増やしてくれということで民間病院にもお願いしましたけども、その今の、100床を目指してきましたので、で、100床は確保できました。この状況を、まずは、今年度はこの状況を継続できるような予算編成としておりますから、医療体制についても現状の強化した、コロナに対しての強化した医療体制は維持できるというふうに考えています。 大阪日日新聞:あともう1点。これまでの部分、大阪市は非常に厳格にきて、今、状況もいいと思いますけれども、今後のリスクの部分、財投事業のリスク管理なんかもされていると思いますけれども、例えば万博の経費が600億増えて、うち100億が大阪市であるとかいうことが出てきていると思いますけれども、増えるの自体が、事情があれば分かると思うんですけど、例えば気になったのは大屋根の建設、大屋根の設計の変更というので170億増えたと。ちょっとこの間も質問させていただいたんですが、ここはまだ仕様とかも固まっていない状況でその金額だけが出てきていて、それがそのまま進んでしまうと。これ以上、万博の経費は増やさないということで大臣ともお約束されたと思うんですけども、そういったところが、仕様とかも見えない段階でオッケーしてしまうというと、ちょっと疑問を持ってしまうんですけど、その辺りはいかがですか。 松井:これは協会のほうで、建築プロデューサーである設計士の先生方とも協議をしながら概算予算を組んでいますので、これは大臣ともお話ししましたけれども、今回、万博建設経費、会場設営経費をさらにこれから増えるということに対しては、そのリスクは非常に低いのではないかなと。これは協会のほうでも、何度も増額なんていうのはもうあり得ないということで、専門家の声も聞きながら今回700億程度の増額になりましたから、その範囲の中で協会も努力をしてくれるというふうには思っているし、われわれもしっかりチェックはしたいと思っています。