大阪市・松井市長が定例会見2月16日(全文2)IRで大阪が外れる確率は非常に低いと思う
IRが誘致できない状況は想定しているのか
大阪日日新聞:あと同じ夢洲ですけれども、IRの部分で、事業者を新たに募集ということが決められたりとか、日程、全面開業の日程が白紙状況ということになったりとか、なかなか事業の実施の部分が見えなくなってきていると思うんですけども、この辺り、IRが、事業を新たに募集されたということは、そこはある意味リスク管理かと思うんですけども、IRが例えば来なくなった状況とか、もっと小さくなってしまうといったようなリスク管理というのは考えられているでしょうか。 松井:IRが来なくなったリスク管理は考えていません。だってそれはIRを誘致するために、われわれは政治的にも基本法を、法律を作り、実施法も、これはもちろん政府は協力してくれましたけども、そちらに向けて国会においてもわれわれは旗振ってきて、実際、法律があるわけですから。法律がなければIRというのはもう日本に、無理なんじゃないの? と言われても仕方がないけど、もう法律で3カ所決定するとなってるわけですよ。なってるわけです。この3カ所の中に、これは事業者のニーズを見ても、事業者がどこでやりたいという、そういう希望を考えても、3カ所の中に、今の日本の中で大阪が外れるという、その確率というのは、僕は非常に低いのではないかなと思っています。 ですからIRは確実にMICEを中心としたビジネスの拠点として、観光の拠点として僕は出来上がると思っていますので、そのIRがなくなったというリスク、これを計算せよと言われても、これはそもそも、なんて言うかな、前提条件として違うんじゃないかなと思っています。規模については、このコロナによって多少は投資のスケジュールについては変化があるかもしれませんけども、最終的にはわれわれは世界最高峰の大阪の提案してきたモデル、これを目指していくし、コロナが、これがもう普通の風邪になれば、日本、大阪という立地から言っても不可能ではないと思っています。 大阪日日新聞:コロナ以前であれば大阪っていうのは規模も含めて最有力の候補だったのかなと思うんですけど、逆にコロナ禍に入ってしまうと、大きさとか、投資の大きさも含めて、これが逆に事業者からしたらリスクになるんじゃないかと。それで和歌山とか長崎とか出てきてると思うんですけれども、それも含めて大阪はもう絶対来ると、そういう観点の下で動かれるということですか。 松井:うん。なんでコロナ以前と、コロナ禍で、なんで和歌山と長崎と比べたら、大阪がどこが劣ってるのかな。